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ほぼ日Weeks2024年版の主要ページのそれぞれを公開・解説します

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 そろそろ手帳の準備を。そう考えてからもう1ヶ月以上はたっているでしょうか。
 こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家・歌手の舘神龍彦です。

 今回は、ほぼ日Weeks2024年版の主要ページを写真入りで解説していきます。

年間カレンダーのページ

 まず年間カレンダーのページです。その名の通り、1年を一覧できます。見開きに365日が入っています。一覧性が高いぶん、1日の欄は小さくなっています。ここにはすでに決まっている大きめの予定を書いておくのがいいでしょう。たとえば、車検とか保険の更新日、学校行事、会社の行事などでしょうか。

月間ブロックページ

 続いて月間ブロックページです。
 ほぼ日手帳らしい方眼ベースのページです。1日の記入欄は7段になっています。
これが、5週分。6週間の月は最下部まで1日欄があります。

 方眼を利用すればToDoリストが作りやすいわけです。と、同時に右ページ下には、ToDoリストも4項目分用意されています。
 六曜と満月、新月の表示もあります。

週間レフト式ページ

 ほぼ日Weeksの中心と言うべきページです。レフト式フォーマットながら、横方向には時間軸はなし。その代わり、1日を分割する目安の点が2カ所あります。つまり、1日を3分割して記入出来るわけです。朝、昼、夜とか、家族3人の予定を書くとかいろいろ想定できます。

 ここにも六曜表記があります。また月齢はより細かく掲載されています。
 右側のメモページには、左側に右ページ全体を縦に5分割した位置に縦方向に、薄い分割線があります。

 そして、下部には、「おぼえている手帳」日手帳お約束のお言葉が。
人によって好みは分かれるでしょうが、これを楽しみにしている人もいます。

メモページはノンブル入り

 週間ページの次はメモページです。

 全面方眼ですが、やはり左側1/5ぐらいの位置に、薄い縦の罫線があります。
 項目を立ててメモするときの目安となっています。

 もうひとつの特徴は、左右下端にノンブル=ページ番号が入っていること。
 このことでメモがとりやすくなっています。具体的には、日付のあるページにメモのタイトルをページ番号とともに記入。そしてメモページに具体的な内容を書くことで、日付ページがメモのインデックスになります。

My100のページ

 100項目のリストです。
1ページあたり50、2ページで100項目です。

 目標のような未来のことか、あるいは好きな本や映画のタイトルを書く事もできます。 用途を限っていない点がほぼ日手帳らしさでしょうか。

「いまのわたしに、インタビュー」

 これもユニークなページです。合計12の質問があり、すぐ下の記入欄に記入するようになっています。

 その内容も「2024年 ぜったいやりたいこと」といういかにも手帳っぽいものから、「一週間の休みがあったらどうする」という、ややあいまいなものまで。

 ともあれ、こういう問い自体、ふだんは自問自答などしないものです。
 なので、愚直に書いてみるのもいいと思います。

普通の手帳よりちょっと個性的なほぼ日Weeks

 というわけで、ほぼ日Weeksの各ページを見てみました。
やはりというべきか、普通の手帳とはとくに巻末のページのアレンジがちょっと違っていましたね。

 予定管理用としては、週間ページに時間軸がないのをどう捉えるかがポイントだと思います。とくに、予定管理はデジタルに任せている人には、厳密な時間軸の必要はあまりないかもしれないからです。

 ほぼ日Weeksには、今回紹介した岡本太郎のタイプ以外にもいろいろなデザインのものがあります。サイズは、95mm×186mm。縦長のスリムな手帳です。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は日経新聞「あとがきのあと」登場ほか、大学受験の問題に2回出題。その他『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も行う。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。自ら作詞作曲して手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。新曲「一般男性」も発表し、新知財プロジェクトも発表。人呼んで言葉のイノベーター。

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