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【マルチペン】4色+シャープのフルスペックをブレンシステムに合体!ブレン4+Sが新登場しました

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手
ブレン4+S

ブレンシリーズの最新版

 ブレン。ゼブラのブレないボールペンとしてロングセラーになっているブランドです。独自のブレンシステムによって筆記時に発生する振動(ブレ)を制御し、ストレスフリーな書きごこちを実現しています。 そのブレンに新登場したのが、4+S。4色のボールペンとシャープの機能をブレンシステムと合体させたものです。デザインはシリーズをずっと担当している佐藤オオキ氏率いるデザインオフィスnendo。ブレンのアイデンティティたる楕円ボディはそのままに、多色ボールペンを実現しています。では、その特徴を見ていきましょう。

楕円ボディに4色+シャープを内蔵

シリーズのアイデンティティたる楕円のボディは踏襲されている。
シリーズのアイデンティティたる楕円のボディは踏襲されている。

 これまでのブレン同様、本体末端部は楕円になっています。この中に黒、赤、青、緑の各エマルジョンインクのボールペン、そしてシャープペン(0.5mm/0.7mm)が収められています。これにともなって、末端にはシリーズ初の消しゴムが搭載されました。やや大きめのキャップを外すと、消しゴムがでてきます。

バインダークリップを開いたところ。開くと先端部が本体に埋没するように工夫されている
バインダークリップを開いたところ。開くと先端部が本体に埋没するように工夫されている

 また、これもシリーズ初となるバインダークリップが採用されました。上部を押すと開くバネの構造で、ノートやバインダーなどに挟みやすくなっています。この部分はシャープのノック部も兼ねています。

どっしりと低重心

 ブレンの特徴である、安定感は本体の多機能化に伴ってよりどっしりとした感じになったかと思われます。手で持ったときにあまり力を入れなくてもするすると書けます。またそもそも自重による安定感がはっきりと感じられます。

ブレン伝統の先端部の重心パーツもさることながら、全体としてどっしりしている。
ブレン伝統の先端部の重心パーツもさることながら、全体としてどっしりしている。

デザインのこだわりのために

 ブレンのアイデンティティは握る部分が○で、上から見ると楕円であることです。そして今回4色+シャープを搭載することでより部品が多くなりました。これをできるだけ細い軸で実現するために、軸部分の厚みが従来よりも薄くなっているそうです。また、消しゴムのキャップ部も、ボールペンのノック部分が少しだけ食い込むようなデザインにすることですっきりとコンパクトにしているわけです。

進化していくブレン

 2018年に単色のモデルが登場。さらに、この間にはブレン3Cの登場もありました。そして満を持してのこのブレン4+S発表です。この間、実に6年の間にブレンは大幅に進化したと言えます。

 ブレン4+Sの価格は税込み1100円。

 軸色は

 0.5mm 黒、パウダーブルー、ココアブラウン、グレージュ、白

 0.7mm 黒、ブルーグレー、ミントグリーン、シェルピンク、白

 の合計10色です。

※ この記事はゼブラ株式会社にサンプルをご提供いただいて制作しました。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は日経新聞「あとがきのあと」登場ほか、大学受験の問題に2回出題。その他『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も行う。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。自ら作詞作曲して手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。新曲「一般男性」も発表し、新知財プロジェクトも発表。人呼んで言葉のイノベーター。

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