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【インク】エルバン社創業の地・パリの各所をイメージした「Parisカラーズ」は花の都の空気を伝えます

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手
Parisカラーズ。全5色。パリ各地の名所や印象的な色をテーマに展開

 エルバン(HERBIN)。1670年にフランスで創業した、おそらくもっとも古いインクメーカーの1つです。

 そのエルバンの新しいコレクションは、その名も「Parisカラーズ」(Les couleurs deParis)。

 パリの各所をイメージしたものです。なんとも格調高い。

 具体的には以下の5色です。

「エッフェル塔」(TOUR EIFFEL)

 1889年のパリ万博のために建設。言わずと知れたパリのランドマークです。オレンジがかった茶色です。

エッフェル塔
エッフェル塔

「ヴェルリ通り」(RUE DE LA VERRERIE)

 1847年、通りをわかりやすくするために青地に白抜きのエナメルプレートがパリの全ての通りに設置されたそうです。そしてヴェルリ通りとは、当時のエルバン社の所在地だそうです。青です。

ヴェルリ通り
ヴェルリ通り

「パリ・メトロ」(MÉTRO PARISIEN)

 1900年の万博の年に開通したパリの地下鉄。その地下鉄の入り口のイメージした緑色のインクです。

パリ・メトロ
パリ・メトロ

 「ムーラン・ルージュ」(MOULIN ROUGE)

 やはりパリの名所として名高いムーラン・ルージュと公式コラボしたインクです。赤。ムーラン・ルージュの誕生は1889年だそうです。

ムーラン・ルージュ
ムーラン・ルージュ

「パリの屋根」(LES TOITS DE PARIS)

 パリの建物の屋根は経済的で軽く、加工しやすい亜鉛になったのは、19世紀。ナポレオン3世とセーヌ県知事オスマンの時代だそうです。その亜鉛をイメージしたインクです。ブルーグレーです。

パリの屋根
パリの屋根

 これらのインクは、それぞれ

 10ml 880円(税込み)

 30ml 1980円(税込み)

 です。

 さらに5色のミニボトルのセット「ミニインクコフレ」は6600円(税込み)です。

 また、ガラスペンとのセットもあります。

 こちらは、インクの色に合わせたガラスペンがセットされています。

 新しいインクとガラスペンをすぐに楽しめる商品ですね。

インクとペンのセットで、4290円(税込み)です。

 フランスのパリ、僕も一回だけ行ったことがあります。このインクを使うと、あの花の都の空気感がよみがえるような感じなのかもしれません。

歴史のあるブランドだからこそのインク

 前述したとおり、エルバンは1670年から作られているインクの老舗ブランドです。

 1670年といえば、日本なら江戸時代初頭(将軍は第五代 徳川綱吉)。

 エルバンは時代時代のパリの風景とその移り変わりを見てきているわけです。

 なので、今回の「Parisカラーズ」(Les couleurs deParis)は、やはりというべき存在感がありますね。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は日経新聞「あとがきのあと」登場ほか、大学受験の問題に2回出題。その他『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も行う。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。自ら作詞作曲して手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。新曲「一般男性」も発表し、新知財プロジェクトも発表。人呼んで言葉のイノベーター。

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