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【大垣市】安政6年から続く老舗店が届ける「せんべいびー」は優しさあふれる家族のおやつでした

Tco地域ニュースサイト号外NETライター(大垣市・養老町)

安政6年(1859年)創業の大垣市にある老舗店「田中屋せんべい総本家」は地元民のみならず東海地方でも有名な人気店。現在の店舗は1952年に建てられ、大垣市景観遺産にも指定されています。趣のある建物が目を引きますよね。

2023年4月3日に取材しました。名物の「みそ入大垣せんべい」はその硬さに衝撃を受ける逸品。厚焼き、二ツ折、四ツ折の3種類があり、折り目が増えるほどその硬さが増します。思わず「かたい~!」と、声が出てしまいますよ。原材料には卵を使用せず、自家製麹味噌と厳選した国産小麦粉、砂糖、そこに胡麻と水を加えただけという、シンプルな材料を使用して作られています。

みそ入大垣せんべいの甘い香りが漂う本店では、店の一角で職人が1枚1枚手焼きでせんべいを作っていました。20歳の頃に入社して今年で職人歴46年になる石山さんは、湿度や気温などによる環境の変化もなんのその。リズミカルに焼き上げていました。お話を聞いたところ、1日に約400枚も焼いているんだとか……。熟練の技が光りますね!

最近では、みそ入大垣せんべいをキャラメルコーティングした「まつほ」も人気だそうですよ。

そんな長い歴史のある田中屋せんべいに今、かわいくておしゃれなせんべいがあるのはご存じですか?

「せんべいびー」はベビーからお年寄りの方まで楽しめるせんべい。国産の材料を使って作られており、香料・着色料・保存料不使用なんです。パッケージのデザインもかわいいですね。

今回は「せんべいびー」の季節限定商品「春らんまん」(1袋540円)をご紹介。3色のミックスせんべいとなっています。

実際食べてみたところ、ソフトな硬さのせんべいでした。味はプレーン、イチゴ、抹茶の3種類。噛んだ瞬間、それぞれのフレーバーがしっかり個性を際立たせていてビックリ! これは確かに大人も子どもも大満足できるせんべいです。

「春らんまん」は季節限定商品なので販売期間は4月中となっているそうです。在庫がなくなり次第終了となりますので、気になる方は早めに手に入れることをおすすめしますよ。

その他にも贈答品にピッタリの「せんべい缶」もありました。かわいくて喜ばれそうですね。商品の企画・開発に携わっている田中亜希子さんは「老若男女が楽しめるように、今後も皆さんに喜んでもらえる商品を届けていきたい」と話していました。

伝統を守りながらも新しいものもある……。まさに温故知新な田中屋せんべい総本家の逸品たちをぜひ、食べてみてはいかがでしょうか?

〇◎●店舗情報●◎〇
【田中屋せんべい総本家本店】
場所:岐阜県大垣市本町2-16
営業時間:9:30~18:00(日曜日は17:00 閉店)
定休日:水曜日(年始休業あり)
電話番号:0584-78-3583
公式SNS:ホームページInstagram

地域ニュースサイト号外NETライター(大垣市・養老町)

大垣市在住、双子の子育て中のママライターです。地域ニュースサイト号外NETでは大垣市(西濃地域)担当。『おいしい・おもしろい・いってみたい』と思ってもらえるような地域情報を発信していきます。よろしくお願いします!

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