東松山市といえばやきとり。日常に溶け込み過ぎて、そのおいしさとお手軽さのありがたみを忘れてはいませんか？

比企郡生まれの私は、やきとりと言えばやきとんのことだと思って生きてきました。何年か仙台に住んでいた時に、「やきとん屋」と言うものが「やきとり屋」と別で存在していることに驚きました。そして、仙台で人気だったそのやきとん屋さんの店主は言ったのです。「東松山って知ってる？そこは味噌でやきとり食べるんだよ。行って食べたら美味しかったから、うちも東松山に習って味噌でやってるの」と・・・！

そんな全国的にも知られる東松山のやきとり（やきとん）。改めてやきとりについて勉強させていただこうと、東松山市観光協会を訪ねました。するとご対応いただいたおふたりに、「この『やきとりMAP』の掲載店全部巡ってみたら？どのお店も個性的で、比較してみたら面白いよ」とご提案いただきました。

この東松山市観光協会で作成している『やきとりMAP』、ご存じでしょうか？こちら（東松山市観光協会ホームページ・PDF）からも見られるので是非チェックしてみてくださいね。

そんなわけで始まった、『やきとりMAP』の掲載店めぐり。第1回は『ひびき庵別館東松山駅前3号店』（MAP番号41）にお邪魔しました。

東口（松山高校側・松山女子高校の反対側）を出てすぐ、アパホテルの隣にあります。

居酒屋というよりもレストランのような雰囲気。とても清潔です。

早い時間に行ったので他にお客様もいらっしゃらず、仕切られた個室を使わせていただきました。

テーブルセット。マスクケースがある心遣いが嬉しいです。

とりあえずビール。

お通しも美味しかったです。ビールのおつまみにピッタリ。

メニューはバラエティ豊か。地元のかたはもちろん、お隣アパホテル宿泊のお客様が多いのか、やきとり以外にも埼玉県の食材を使用したメニューがたくさんあります。お酒の種類が豊富なのも嬉しい。

迷ったので店員さんにおすすめを聞いて、カシラとやきとんとレバーをまずは1本ずつ注文。1本ずつ注文ができるのは、おひとりさまには非常に嬉しいポイント！

先に味噌が届きました。量がたっぷり。

やきとり到着。写真など撮らずはやく食べたいです。

やはりカシラがナンバーワンだと思いました。ペロリ。

やきとんはジューシーでした。ネギにも味が染みてます。

濃厚で柔らかく、タレが絡んでおいしいレバー。臭みがないです。

ビールも進み、2杯目を注文。カシラとレバーもおかわりしました。

味噌のかたさはこんな感じ。ゆる過ぎず、かた過ぎずのオーソドックスな味噌です。やきとりを食べ終わってしまったので、味噌をつつきながら残りのビールをいただきました。味噌だけでずっと飲んでいられます。

ビジネスマンや観光客も入りやすい、清潔で明るい店舗でした。県外から出張などでお越しになり、「そこまで親しくはない上司とサッと一杯だけ飲む！」というシチュエーションには間違いないお店です。埼玉の地酒もたくさんあるので、県外からお越しのかたには是非試していただきたいと思います。

そして、古くからの常連さん同士で盛り上がっているお店は気を遣ってしまう・・・と言うかたも入りやすい雰囲気。早めの時間から営業しているので、混雑時を避ければひとりでもゆったりのんびり飲めますよ。

16時前という中途半端な時間に尋ねましたが、店員さんに笑顔であたたかく対応いただき、楽しく美味しいひとりやきとりでした。

今日は待ちに待った金曜日。サクッと駅前で一杯いかがですか？