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ひたちなか海浜鉄道「1日フリー切符」、通常1000円が600円に割引中! 沿線に那珂湊おさかな市場も

鉄道乗蔵鉄道ライター

 宇都宮ライトレールが開業した翌日の2023年8月27日、筆者はひたちなか海浜鉄道に立ち寄った。ひたちなか海浜鉄道は茨城県ひたちなか市の勝田駅から阿字ヶ浦駅までの14.3kmを結ぶ第三セクター鉄道で、沿線には那珂湊おさかな市場や国営ひたち海浜公園などの観光地も多い。さらに終点の阿字ヶ浦駅には、ひたちなか開運鐵道神社が併設されており鉄道ファンのパワースポットとしても有名だ。

 ひたちなか海浜鉄道では、1日フリー切符を通常は1000円で販売している。始発の勝田駅から終点の阿字ヶ浦駅まで乗り通すと運賃が570円であることから、全線を往復することを考えると1日フリー切符を購入するのがお得である。しかし、勝田駅のひたちなか海浜鉄道窓口で1日フリー切符を購入したところ、額面1000円のものが600円で購入出来てしまった。いったいなぜなのか。

ひたちなか市の補助事業で各種フリー切符が割引に!

ひたちなか海浜鉄道の勝田駅窓口には、期間限定でフリー切符が割引となる案内が掲示されていた(筆者撮影)
ひたちなか海浜鉄道の勝田駅窓口には、期間限定でフリー切符が割引となる案内が掲示されていた(筆者撮影)

 聞いたところによると、ひたちなか市の補助事業で8月1日から各種フリー切符の割引販売を行っているといい最長で1月9日まで1日フリー切符であれば600円で購入ができるという。なお、割引キャンペーンはひたちなか市の予算がなくなり次第、終了するという。

 ひたちなか海浜鉄道公式ホームページによると、割引対象となるものは1日フリー切符だけではなく下記のものも対象となっている。この週末、割引切符を携えてひたちなか海浜鉄道沿線の観光に出かけてみてはいかがだろうか。

本年も8月より期間限定で各種湊線1日フリー切符の割引販売を実施いたします。
〇期間:令和5年8月1日(火)~令和6年1月9日(火)
※ひたちなか市の補助事業を活用した割引制度につき、期間終了より前に補助額の上限に達した場合、予定期間を前倒しして終了させていただく場合もございます。
〇割引対象の乗車券及び各種販売額:
・湊線1日フリー切符(大人) 1,000円 → 600円
・湊線1日フリー切符(小人) 500円 → 300円
・応援券付湊線1日フリー切符 1,000円 → 600円
・コロプラ1日フリー切符 1,500円 → 1,100円
・鉄道むすめデビュー2周年記念乗車券 湊線1日フリー切符 1,000円 → 600円
・海浜公園入園券付湊線1日フリー切符
 (大人)1,100円 → 700円
 (シルバー)1,000円 → 600円
 (大人・海浜公園季節料金適用期間)1,400円 → 1,000円
 (シルバー・海浜公園季節料金適用期間)1,300円 → 900円
・茨城MaaS
 バス&鉄道共通1日フリー切符 1,200円→800円
 湊線1日フリー切符 950円→550円
☆「湊線1日フリー切符」「海浜公園入園券付湊線1日フリー切符」は、セブンチケットでも事前購入が可能です(利用日の5日前から販売開始)。
(出典:ひたちなか海浜鉄道公式ホームページ)

阿字ヶ浦駅に併設されたひたちなか開運鐵道神社(筆者撮影)
阿字ヶ浦駅に併設されたひたちなか開運鐵道神社(筆者撮影)

ご祭神名は「キハニニニ命」(筆者撮影)
ご祭神名は「キハニニニ命」(筆者撮影)

(了)

鉄道ライター

鉄道に乗りすぎて頭の中が時刻表になりました。日本の鉄道全路線の乗りつぶしに挑戦中です。学生時代はお金がなかったので青春18きっぷで日本列島縦断修行をしてましたが、社会人になってからは新幹線で日本列島縦断修行ができるようになりました。

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