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札沼線最後の夏(北海道)

テツドラー田中

紀行作家

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札沼(さっしょう)線は、札幌駅の一駅小樽寄りの桑園(そうえん)駅から新十津川を結ぶ76・5キロの路線で、学園都市線の愛称がつけられている。元々は新十津川の先、留萌本線の石狩沼田までを結んおり、札幌と沼田を結ぶ線ということで札沼線の名がついた。だが、新十津川~石狩沼田間は、昭和47年に廃止され、新十津川が、その後、札沼線の終着駅となっている。桑園~北海道医療大学間は、複線電化され、札幌近郊路線として頻繁に列車が運転される一方で、北海道医療大学~新十津川間は、沿線人口が少なく、また、石狩川をはさんで並行して函館本線が通っていることもあり、単線非電化のまま、年々利用者が減少。それに伴って列車本数も極端に少なくなり、末端区間の浦臼~新十津川間は、平成28年3月より、1日わずか1往復のみの運転となってしまった。そして、沿線自治体は鉄道の廃止に合意し、北海道医療大学~新十津川間47.6キロが令和2年5月7日に廃線となることが決定した。
現在、この区間を走る列車はすべて石狩当別を始発とし、途中の石狩月形行が2本、浦臼行が5本運転されているが、終点の新十津川まで行く列車は朝の7時45分発(折り返し新十津川発10時00分発)の1本だけである。
廃線間際になると、相当な混雑が予想されるので、乗りに行くなら今が最後のチャンスだ。
(画像協力:今村義弘氏)

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