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冬キャンプの魅力と寒さ対策・注意すべきこと。

徒歩キャンプいずみキャンプYouTuber
冬キャンプ

“徒歩キャンプいずみ”です。

キャンプが定番化してきた昨今ですが、「冬もキャンプを楽しみたい!」という方も増えてきたと思います。

今回は冬キャンプの楽しさと寒さ対策、注意すべきことをご紹介していきます。

冬キャンプの魅力

キャンプといえば、春・夏・秋と気温が過ごしやすい時期にされる方も多いと思いますが、年中を通してキャンプをする方の中には「冬キャンプが一番好き!」と話す方も大勢います。私もその一人です。

1.冬は虫が少ない

春~秋は虫が多い季節です。夜になりテント回りにライトを点けた瞬間に虫が飛び交うことが頻繁にあります。

その点、冬キャンプは虫がほぼいないため快適にキャンプを過ごすことができます。

2.汗をかきにくい

夏場のキャンプになると気温が高くすぐに汗をかいてしまいますが、冬キャンプでは汗だくになることが少なく快適に設営が出来ます。

3.寒いからこその非日常感

冬キャンプは寒さ対策さえしっかりすれば快適に過ごせます。

例えば、雪が降る中のキャンプは家にいては味わえないものです。

冬キャンプは寒さ対策と危険なことさえ回避できれば一年の中で一番快適に過ごせる季節なのでおすすめです。

冬キャンプの寒さ対策

冬キャンプをする上で一番のハードルは寒さ対策ではないでしょうか。

1.地面からの冷気をシャットアウトすること

就寝時の寒さの原因は、地面からの冷気であることが多いです。

地面からの冷気をしっかりシャットアウトしてあげることで温かく眠ることが出来ます。

断熱効果があって厚みのあるマットを選びましょう。

2.寝袋(シュラフ)選び

冬の寝袋の定番はコンパクトになるダウンシュラフですが、車キャンプであれば化繊シュラフもおすすめ。

化繊は嵩張りがちですが値段が安く丈夫なのが特徴です。

シュラフには快適温度と限界温度が記載されています。

私のこれまでの経験でいうと、快適温度にプラス10度くらいの温度が快適温度と考えて選ぶべきです。

例えば、快適温度0度のシュラフなら10度くらいの気温で寝てちょうど良いくらいに考えてください。ただ、電気毛布を使うことが出来る環境であれば少し寝袋が薄くて眠れることが多いです。

3.場所選び

キャンプ場の標高が高い場所であればあるほど気温が低くなり寒くなります。

また川沿いや風が強い場所も寒くなりがちです。

場所も考慮して選ぶことも寒さ対策の一つです。

4.温かくなる物を持参

車キャンプであれば、石油ストーブや薪ストーブを持っていき暖をとることが出来ます。電源の貸し出しがあるキャンプ場なら電気毛布を持っていくと快適です。

その他、ガスストーブやカイロをたくさん持っていくなどしましょう。

5.服装

キャンプでは設営時にたくさん動いて汗をかくことがあるので体温調整ができるように複数の服を重ねて厚着をするのがおすすめ。また、防風防水のジャケットを着るだけで体感が大きく変わるのでおすすめです。

冬キャンプで注意すべきこと

冬キャンプは寒さ対策さえすれば魅力的な面が大きいのですが、注意すべき点も多いです。

1.一酸化炭素中毒

暖をとるために石油ストーブや薪ストーブなどをテント内に入れることがあると思います。換気を十分に行わずに使用を続けた場合、一酸化炭素中毒になり救急搬送されたり最悪の事態を招くことがあります。

テントの前だけを開けていれば換気が出来るわけではありません。

一酸化炭素の重さは空気と同じ比重ですが、天井付近にたまりやすいので注意が必要。テント内に入れる場合は十分に換気を行うこと、一酸化炭素チェッカーを設置するなど対策を行ってください。

2.火事

冬のキャンプは火事が増えます。とくに芝が多いキャンプ場では草木が枯れていてることが多く、火花が散って火事になることがあります。

また空気も乾燥していることが多いので風が強いときは焚火をしないなど注意しましょう。

3.地面凍結

キャンプ場に着いたときは地面が凍っていなくても夜から空気が冷え込んで朝には地面が凍結していることがあります。

とくに標高が高い場所に行くと地面凍結でタイヤが滑って運転が危険になることがあります。冬場に山や寒い地域にキャンプに行く場合はスタッドレスタイヤをはいていきましょう。

冬キャンプを楽しもう

冬キャンプはハードルが高いと考える方も多いと思いますが、一年を通すと一番快適で過ごしやすい季節と思えるほどメリットが多いです。

ただ、一酸化炭素中毒や火事など注意する点も多く、冬にキャンプを始める場合は事前にしっかりとした準備を行うことが大切です。

キャンプYouTuber

徒歩キャンプYouTuber(登録者7.4万人)。関西を中心に公共交通機関+徒歩でソロキャンプを実践。車が無くてもキャンプは出来る!を伝えるために情報発信しています。

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