近未来!ハンドルもペダルも無い自動運転車MOOXに乗ってきた
皆さん。人が運転をしなくても良い時代はもうすぐそこまで来ているかもしれませんよ!
現在、ダイハツならアダプティブコントロール、ホンダならホンダセンシング、日産ならプロパイロットなど高速道路上でアクセルを踏まなくても運転を支援してくれるシステムがありますよね。
とは、言ってもあくまで支援止まりです。
今回はその辺を一気にすっ飛ばしてハンドル、アクセル・ブレーキペダルすらない近未来型モビリティ「MOOX」を紹介します。
今回は愛・地球博記念公園でMOOXの試乗を含めたお披露目ということで実際に乗ってきました。
自動運転については愛知県が非常に積極的で2016年から実証実験を開始しているようです。
どんな車?
トヨタ紡織株式会社が開発した自走運転コンセプト車両です。
今回は公園内の芝生広場を自動運転で周回しました。
移動時には、車窓の透明ディスプレイを通してAR映像表示し音や振動、香りを制御して移動時間にゲームやライブ鑑賞のエンターテイメントを提供してくれます。
主な概要・特徴はコチラ
乗車定員2名+オペレーター1名
電動で動き、リチウムイオンバッテリーを搭載
全長3.64m、幅1.71m、高さ2.15m
車体、走行コース上にカメラがあり、映像を5Gで遠隔監視室に飛ばす
ペダル・ハンドルなし
あくまで公道ではなく今回のように園内を走るように設計されているようです。
どんな車体?
独特のフォルムをしておりますが、ゴルフカートをベースにしています。
高さは2.15mですが、車高が低いですよね?地上高は11cmになっているので車内は高さが十分ありますし、何より、11cmなので非常に乗りやすいです。
運転席のような所はオペレーターの席になります。
なんとも言えぬフォルムで、普通車として売られても何だか気になる一台になりそうです。(個人的に)
乗ってみよう
乗車時には入り口にて自動でマスクの有無、検温がされます。
今の時代にあった機能をしっかり盛り込んでますね。
車内は天井が高く174cmの私でも普通に立って歩けました。
体温、マスクの有無、心拍数の計測などを座るまでに実施しますが全て非接触にて行えました。
オペレーターが同乗しますがPCが置かれているだけでハンドルもペダルもありません。
走行中はAR映像やゲーム・ライブが楽しめました
側面の透過ディスプレイでは実際の風景と連動して青々とした時期の風景を見せてくれました。
もはや見ているだけではどうやってこの技術が実現できているか分かりません。。
それ以外にも手裏剣投げやバーチャルアイドルに手を振ったりと常に何かを楽しませようとしてくれるコンテンツ盛りだくさんで周回ルート700mを10-15分ほどかけて走行しました。
周回後は整備士さんが充電だったり点検だったりとしっかりとチェックしていました。
最初に記載しましたが、車体とコース上にカメラが設置されています。その映像が5G回線で遠隔監視室まで送られてきて、監視者が異常が無いかというのをここでチェックしています。
ちなみに監視者自体もカメラによってモニタリングされており、眠そうと判断されたら音楽と振動で眠気を抑制してくれるようです。
MOOXは未来をワクワクさせる一台でした
なんだかんだ自動運転は遠い未来だと思っていましたが、実際のものに乗ると急に近しいものに思えてきますね。
まだ公園内と限られた場所での走行でしたが、今後実際の公道だったりの実証実験がされてくると思います。いつの日か車に乗って寝て起きたら目的地に到着という未来が来るのかもと思わせる一台でした。
実証実験は2021年2月12日から2月19日までの限られた期間でしたがまたどこかでMOOXの走る姿を見る日が来るかもしれませんね。
実際、こちらの体験した動画もYoutubeにてアップしております。記事では紹介していなかったコンセプト車両・モバイルトイレなども取り上げていますのでお時間ある方はそちらも是非見てみてください。