夢の時間から一転辛い思い出に。。キャンピングカーの運転でぶつけやすい要注意箇所3選
こんにちは。つい最近まで半袖でも過ごしやすかったのに急に寒くなってきましたね。
今、そんな寒い時でも、暑い時でも関係なく楽しめるものとして注目されているのがキャンピングカー。
夏は冷房をかけて涼しく、冬はFFヒーターで走行中以外でも快適に過ごせる設備が整っています。
そして、行ったその先で車中泊も出来てしまうので密を避けつつの旅行などにもピッタリということでテレビを始めとしたメディアでも取り上げられる回数が増えてきましたね。
ただ、そんなキャンピングカーでも普段は乗らない車。
車体が大きい分、何かがあると夢見心地から一転。とんでもなくつらい思い出が出来上がってしまいます。
今回は、福井のキャンピングカーのお店「SiZENTO」さんにお邪魔してキャンピングカーを乗り慣れていない人がぶつけやすい特に気をつけるべき3カ所を教えていただきました。
1.バックカメラの上側!低い屋根、オーニングがある駐車場には注意
キャンピングカーは車体が大きく、運転席からは直接後方が確認できないので大体の車にはバックカメラが搭載されています。
ただ、バックカメラの上側は死角になっており、低い屋根や看板にぶつけてしまうというケースがあるようです。
写真にある通りカメラの搭載位置から低い部分は見えますがカメラと同じ高さにある障害物は見えません。ここに何かがあった時にぶつけてしまうようです。
特に小型自動車、軽自動車のように高さが2mであればぶつからない場所も、キャンピングカーは高さが3m近いものもあるため「カメラの安心感と慣れぬ高さ」も相まってぶつけることもあるので十分にお気をつけください。
2.左折注意!内輪差を意識して曲がろう
キャンピングカーはゆとりを持って車内で寝泊まりができるくらい広いので当然長いです。
普段乗っている車の感覚でハンドルを切ってしまうと早すぎてしまいます。
こちら見てもらうとわかりますが、黄色線と赤線の中、部材の色が違いますよね。
内輪差で内側のボディーを擦ってしまい取り替えたため新品の白色が際立ってしまっているようです。
また、もちろんですが幅が広く左側も確認しづらいため内輪差を意識することも大事ですし、バイク、自転車が来ていないかの巻き込み防止の確認も十分に行って曲がるようにしましょう。
カーブはゆっくり侵入、車体の長さを考慮して少しハンドルを切るのは遅めを意識。ですね。
高さに注意!立体駐車場、低い街路樹あらゆる高さに気をつけて!
「1.バックカメラの上側!低い屋根、オーニングがある駐車場には注意」にもお伝えしましたがキャンピングカーは高さがあります。
横並びになるとこの通り、車体は3mちかくあります。この3mという高さを意識することが大事です。
特に2mより上のバンク部分(運転席上のリーゼントみたいなところ)が要注意です。
軽微なものだと街路樹に擦れることで、窓、車体に擦り傷のような跡ができてしまいます。
避けようの無いものもありますができるものなら避けたいですね。
そして、一番気をつけるのは、立体駐車場・地下駐車場・高架下などの高さ制限のある場所です。
バンクの部分は運転席より上になってしまうのでどうしても高さを把握していないと入り口の部分でバンクをぶつけてしまいます。
しかも、今まで紹介していたカーブやバックと違いそこまで減速できていない状態で突っ込むと甚大な被害にあってしまいます。
キャンピングカーは、FRPという繊維強化プラスチックでできています。
鉄ではないので壊れた箇所を板金で直すという感じではなく、破損状況にもよりますが丸ごと取替というケースもあるようです。
(もちろん部分修理もできるようですが完全に元通りにはならないようです)
そうなってくると修理費用も高額なものになってくるので高さには十分ご注意ください。
大体の場所は、高さ制限の標識があるのでそこを見落とさないことです。
レンタカーで貸し出している所は運転席にその車の高さを記載している所もありますね。
今まで、キャブコンタイプで説明してきましたが、SiZENTOさんに聞いたところ結局の所、ハイエースでもサイズが大きいので同様のトラブルは起きるようです。
大事なのは自分の運転している車のサイズを把握して運転することですね。
いかがだったでしょうか。
普段乗る機会の少ないキャンピングカーだからこそのサイズ(主に高さ・長さ)に起因するトラブルが多いようです。
せっかくの旅行・アウトドアで出かけたのは良いが出先でトラブルが起きては台無しになってしまいます。
楽しい思い出を楽しい思い出で終わらせるためにも十分に注意して運転をしていきましょう。
今回、話を伺った「SiZENTO」さん(福井県ですが)でもキャンピングカーのレンタルなども行っています。
自身の無い人、一度乗ってみたい人などはまずはレンタカーを借りて近場楽しんで経験を積むのも良いかもしれません。
私自身も普段は軽自動車なので十分に気をつけます。
そして全くキャンピングカーに乗った事のない方は、キャンピングカーにはどんなものがあるの?サイズ感が数字では分からないということもあるかもしれません。
キャンピングカーの紹介動画を作っていますので良ければこちらでキャンピングカーの概要を知っていただければと思います。