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まるでホテル!プレミアムクラスのキャンピングカー!ボーダーバンクスに乗って分かったすごいところ

ともさん動画クリエイター

近年注目を集めているキャンピングカー
テレビの特集だったり街で見ることも増えてきたのはないでしょうか。
私の住む福井では昔は月に1度見れるか見れないかぐらいの珍しさでしたが今では海沿いを走ると1度は見かけるようになりました。

今回はそのキャンピングカーの中でもマイクロバスがベースのバスコン(バスコンバージョン)という型の車両、株式会社ナッツの「ボーダーバンクス」を紹介します。
ナッツは日本に直営店を8つも展開するキャンピングカー製造メーカーの中でも非常に大規模です。
そのナッツの中でもボーダーバンクスはプレミアムクラスの位置づけで豪華な一台となっています。

こちらがボーダーバンクス
キャンピングカーでよくイメージされる「キャブコン」とは若干形状が違うのとサイズもマイクロバスがベースとなっているので一回り大きいです。

これはキャブコン(クレソンジャーニー)
これはキャブコン(クレソンジャーニー)

参考までに上記がキャブコンです。
トラックがベースになっており、運転席の上にトサカのようなものがついているのが特徴です。

対して今回のはバスコン。
キャブコンよりさらに広い移住空間が特徴です。
サイズも「6.25m×2.23m×3.02m」と幅も2m越え、高さも3m越えとなっています。
大きいのですが普通免許で運転が可能です。
ただ、この車両に関しては総重量が3.5トンを超えるようで注意すべきは普通免許でも取得年によって運転できる人・できない人が出てきます
平成29年(2017)3月12日以降に取得した場合は、準中型自動車免許以上のサイズが扱える免許が必要です。(ISUZUさんのサイトがわかりやすいです)
総重量についてはモデルだったり取り付けるオプションだったりで変わります。
バスコンが一律で。というわけでもないので気になる方は一度確認することをおススメします。

外装

真横から見るとこのように、ちょっと真四角に近い形をしています。

後輪についてはダブルタイヤになっており4輪ついています。
ダブルタイヤになると走行安定性が向上し、高速道路での走行や風が吹いても安定して走れるし、今回のような雪が降った時でも安心して走行することができます。
デメリットとしては単純にタイヤの本数が増えるので管理の大変さやタイヤ交換の手間が増えてしまいます。(取り外しには特殊な工具も必要なので単純に倍大変という話でもないです)

外側には外部充電するための端子もついています。
オートキャンプ場など電源サイトがある場所でコンセントを差せば常に充電がされるので電気の残量を気にする必要はありません。

さらに外側からは見えませんが走行充電器も搭載しています。
エンジンが稼働した際にその力を利用した発電がおこなわれその電気を家電利用時に使われるバッテリー(サブバッテリー)へ充電してくれます。
充電速度も速く1,2時間ほどドライブすれば一晩使った分の電気は充電できるそうです
そして、見える位置には無いですがルーフ(天井)にはソーラーパネルがついています。
晴れた日であれば太陽光での充電もできるので電気周りで困ることはほぼ無いようです。

さらに左側にはサイドオーニング(横に広がるタープ)が取り付けられています。
キャンプ場などで展開すれば日光や雨がしのげるので特にアウトドアでおススメな装備です。

内装

それでは中に入ります。
車の左側にドアがあるのでここから居住空間へと入っていきます。

こちらが車内です。
右手にはテーブルとイス(シートベルトが格納されており4名座れます)
左手にはシンクとコンロがあり普通の家と同じような装備がついています。

コンロ2口、作業場、シンクと並んでいます。
ここだけ見ると車だとは思えないですよね。

その下には電子レンジと冷蔵庫も完備されています。
これが車の中で使えるというわけなので、自分の好きな場所に旅行にいってキャンプ場だろうがどこだろうが家と同じように過ごせるというのがすごいところですね。

運転席の上にはバンクベッドがあります。
大人も二人寝れるほどのスペースがあり、位置も高いので子供には人気の場所です。
(大人は登らないといけないのが大変で好き嫌いが分かれます)

さらにマルチルームもあります。
マルチルームは人によって更衣室にしたりシャワールームにしたりトイレにしたりと利用者によって使い方が分かれる部屋です。
この車の場合はトイレにしています。

車の中と言えどちゃんと手洗い用の水道もついておりしっかりとした設備となっています。
トイレがあると仮にトイレが無い場所に泊まることになっても安心できるので利用者は多いようです。

さらに車内の後方に行くとベッドルームがあります。
右のベッドが190cm左のベッドが180cmあります。
真ん中の通路に積んであるクッションを展開するとそこもベッドとなりキングサイズのベッドへの展開も可能です。
さらに真ん中上部を見てもらうとエアコンがついています
この車両は大容量のバッテリーを搭載しているので一晩中エアコンを稼働させても電力的には耐えれるくらいの容量を誇っています。(容量:400Ah)

さらにテレビまでついているので至れり尽くせりな構造となっています。
左右のベッドの間にはカーテンでも仕切れるので隣の人を気にすることなくゆっくり寝れるところもポイントが高いです。

走行

この日は若干積雪のある状態でしたが少し乗せてもらいました。
ダブルタイヤがあるというのと車体自体も重たいので少しの積雪であれば安定して走行できていました。
むしろ車体が軽く、タイヤの小さい軽自動車の方が積雪時はガタガタと揺れるので不安定に感じました。

ボーダーバンクスはまさに動くホテルでした

今回ボーダーバンクスに初めて乗ったのですが内装もキレイでキッチン回り・テーブル・ベッドスペースなど全てが一通り揃っていて不自由なく快適に過ごせそうな一台でした。
通常のキャンピングカーより大きいバスコンタイプというのもあって開放的な空間で過ごせるので仕事でも宿泊でもどちらでも使えるホテル並みの車両だなと感じました。

ただ、価格もやはりロマン溢れておりまして、車両本体価格も1500万円を超えています。
気軽には手が出せない一台だからこそロマンを感じてしまいますね。

今回のボーダーバンクスですが動画版を用意しています。
写真では足りない情報も補えていると思いますのでお時間があれば内装の雰囲気、走行安定感など動画で確認していただければと思います。

動画クリエイター

ちょっと変わった車、面白い製品を中心に紹介します。生活は豊かになるか分かりませんが、世界感は広がると思います!専門家では無いのでかゆいところに手は届きませんが、興味を持ってもらえる作品を作っていきます。

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