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38度の暑さで話題のネッククーラーを使ってみたら良い所、悪い所が見えてきました

ともさん動画クリエイター

まだまだ厳しい暑さが続く8月。天気予報を見ても福井では35度以上の猛暑日がズラッと並んでおります。皆様の地域ではいかがでしょうか。
今回は近年話題となっているネッククーラーの中でも首筋を冷やすタイプでお値段もお手頃な製品を紹介します。
ネッククーラー自体が一長一短のある製品に加えて、お手頃価格な製品がどれくらい暑さに使えるのかを検証できればと思います。

ちなみにこの日は撮影時点で約38度。とんでもなく暑いです。
この気温になると扇風機は熱風を運んでしまうので効果が無くなってしまいます
対してネッククーラーの特徴は冷却プレートがついており、電源をONにするとプレートが冷えます。対象の部分を直接冷やすことで暑さ対策を行います。
そしてネッククーラーと言っても最近特に知られるようになってきて大きく2種類あります。

左:SONY REON POCKET4、右:THANKO ネッククーラーSlim
左:SONY REON POCKET4、右:THANKO ネッククーラーSlim

写真左側の首の後ろを冷やすタイプ:SONY REON POCKET4など
写真右側の首の両側を冷やすタイプ:THANKO ネッククーラーSlimなど

今回紹介する製品は前者の首の後ろを冷やすタイプです。

と、いうことで使うのはTHANKOの「セナクール」です。見た目がちょっとセミっぽいです。
背中を冷やすという意味でセナクールです。分かりやすいですね。

小さい製品ですが各場所ごとに色んな役割を持っています。

吸気口:服の中の熱を取り込む
送風口:服の中を蒸れにくくする+冷却プレートで冷やしている箇所を涼しく感じさせる
冷却プレート:首の後ろを冷たくします。
排熱口:冷却プレートがペルチェ素子を使用しているため、冷却と同時に熱が発生します。その熱を出します。

サイズとしても手のひらに乗るコンパクトサイズカバンに入れても気にならない軽量さがあります。

本体:幅6×高さ12.9×奥行2.8(cm)(アームを除く)
重量:約120g
首回りサイズ:約28cm ~ 約50cm

価格も7,980円(税込)とSONY REON POCKET4(16,500円)の半額程度になっています。

本体横側に「電源・モード切替ボタン」と「充電口(USB-C)」があります。
バッテリーや機能については↓

運転モードは「ノーマルモード」と「エコモード」
内蔵バッテリー:3.7V/1200mAh/リチウムイオン※モバイルバッテリーなどから外部給電可能
使用時間(内蔵バッテリー):ノーマルモード:約1時間、エコモード:約2時間

価格はREON POCKETの半額ぐらいでしたが稼働時間最長9時間のREON POCKET4と比べてセナクールは2時間と大きな開きがあります
それ以外にも、REON POCKETはスマート機能でモード変更も自動で行ってくれたりします。
これは機能差と価格差が出てくるのでお好みに合わせてという形になりそうです。

首にひっかけるだけで装着完了です。
アームも少し柔らかいのであまり付けている違和感というのは感じません

電源をONにするとプレートはすぐに冷え始めてすぐに25度まで達しました。
指で触ってもヒンヤリするのが分かります。

ちなみに付けた時ですが正面から見ると分かりづらいですが横や後ろから見るとネッククーラーつけているのがどうしても見えてしまいます。気になる人は横や後ろに人が来ないように気を付けましょう。

肝心の冷えですが、しっかり冷たいです。実際に計測もしてみました。

冷却プレートに触れていた箇所は26度まで下がっています。周囲の肌は30度付近なので-4度冷やすことが出来ました。

冷やした感想としてはSONYのREON POCKET4とほぼ同じになりますが、「涼しい!」というより「暑さがやわらぐ」イメージです。
ただ、つけているのといないのとではつけていた方が暑さの感じ方が変わるように感じます。
電源をOFFにするとムワッとした気温通りの暑さの感じ方をします。つけているとそれが少し収まります。
とはいえ、この日は38度。ネッククーラーで少しはやわらいでも暑いものは暑いです

良い所、悪い所(注意点)、感想

こちらの製品。撮影後も屋内・屋外で使ってきました。
その中で良い所、悪い所を個人的な見解ですがまとめてみます。

良い所
・お手頃で試しやすい価格 7980円
・カバンにスッと入るコンパクトさ
・暑さはやわらぐ感じがする

同じ首の後ろを冷やす「REON POCKET4」のおよそ半額です。試したいけどなぁ。と思っていた方には良いですね。ただ、機能差がとてもあるのでそこは好みが分かれると思います。
あとはコンパクトなので移動時にカバンに入れて暑くなったら使用も出来ますし、USB-Cで充電が出来るのでその辺も手軽で良かったです。

悪い所(注意点)
・稼働時間が1時間で短い(ノーマルモード)
・クーラーで体が全部冷えると思うと期待外れになる

稼働時間が1時間なので使うと充電をセットにしておかないと、残量が気になってしょうがありません。充電自体はモバイルバッテリーなどを持っていれば問題は無いのですが気になります。
携帯して使う際には通勤・通学などある程度利用時間が1時間以内で収まるシーンで使うのが良さそうです。
ただ、USB-Cで給電しながら使えるのでオフィスなどで長時間の利用もできます。
ファンが回るので稼働音はしますが首の後ろなので稼働音はそこまで大きく感じませんでした。(個人差はあると思います)

感想

良いも悪いもあるネッククーラーです。
どういうシチュエーションで使うのか、何と比較して買うのか・使うのかを意識してから買った方がより充実度は変わってくると思います。
ただ、ネック「クーラー」のクーラーに誘われて買うとスゴイ冷却機能を持った製品というわけではないのでそこはご注意ください
暑さ対策の補助的な製品です。また推奨使用環境が「20~35度」となっており38度の猛暑日に使用しても焼け石に水の状態です。
根本的な熱中症対策にはなりませんのでしっかり水分・休憩をとって頂くのが良いかと思います。

今回のセナクールですが、動画にもしています。
稼働音だったりサイズ感だったり写真や分では伝わりづらい部分はコチラの動画も参考にしていただければと思います。

動画クリエイター

ちょっと変わった車、面白い製品を中心に紹介します。生活は豊かになるか分かりませんが、世界感は広がると思います!専門家では無いのでかゆいところに手は届きませんが、興味を持ってもらえる作品を作っていきます。

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