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辞めるべきPTAと入るべきPTAの特徴は?具体例から詳しくご紹介します!

ton子育て情報ライター/姉妹ママ

みなさん、こんにちは。

小学生と、来年度に入学する新一年生の姉妹ママライター、tonです。

先日、新一年生対象の「入学説明会」に行ってきました!

新一年生の保護者として参加するのはもちろんなのですが、今年度、PTA役員をやっているため、今回の説明会では、PTAについての説明をする立場でもありました。

と言うのも、私自身、PTA本部役員2年目、違うことなき「PTAの中の人」だからです。

そんな、PTAについての説明をしたあと、保護者のお一人から、こんな質問がありました。「入っても入らなくてもいい、ということですが、結局のところ、PTAって入った方がいいんでしょうか?」

(「入っても入らなくてもいい」という部分に関しては、前回の記事 に詳細を書いておりますので、そちらをご覧いただくとわかりやすいかと思います。)

確かに、「入ってもいいし入らなくてもいい」と言われれば、どっちにする方がいいのか、迷ってしまう方もおられますよね・・・。

そこで今回の記事では、「入った方がいいPTA」と、「抜けた方がいい(加入しない方がいい)PTA」の特徴をまとめます。

入るかどうか迷っている方も、辞めるかどうか迷っている方も、ぜひチェックしてみて下さいね。

辞めるべきPTAとは?

辞めるべきPTAとは、一言で言うと「適正化」が進んでいないPTAです。

加入・非加入の意思確認がなかったとしても、学校に連絡をすれば辞められるので、「今後適正化された場合には再入会を検討します」と言えば、比較的穏便に辞められるかな?と思います。

※注意したいのが、辞めたいと言った時に、PTA非加入の場合のデメリットを言われる場合です。これについては「入るべきPTAの項で説明します。

①「強要」「強制」がある

上述の、私の前記事を読まれた方には、内容が重複してしまうのですが、PTAはあくまでも「任意団体」なので、加入や役員になることを強要することはできません。昔からの慣習で、入学と同時に加入するようなPTAは、役員決めや活動自体も適正化されていない場合がほとんどです。

強要があったとしても、PTAの活動内容や方針に満足しているのであれば、「辞めるべき」とまでは言いませんが、いつ役員に当たってしまうかハラハラしながら続けるくらいなら、辞めてしまってもいいかもしれません。

②PTAの主催行事が多い

子どもたちを楽しませようとしてくれる主催行事が多いのは、保護者としては嬉しいことでもあるのですが、行事が多い=役員の負荷が高い、ということでもあります。

働くママの割合が増えていることで、役員の負担軽減が全国的に進められている風潮にある中、「講演会」「勉強会」などの行事がまだまだたくさんあるようなPTAは、時代の風潮からズレてきているのかな?と感じます。

③非加入の場合に軽めのデメリットがある

「PTA適正化」の上では、非加入のお家のお子さんと加入しているお家のお子さんに待遇の差をつける事は、あってはならないことになっています。

致命的ではないものの、非加入による軽めのデメリットがあるPTAは、適正化が進んでいないと言えるため、後々役員を押し付けられたりする可能性があります。

私がこれまで聞いた「軽めのデメリット」を例としてあげると、「PTA主催行事に参加できない」「PTAのお手紙が受け取れない」などなど。

「それくらいなら別にいいか」と感じるようなものなら、退会しても差し支えないでしょう。

入るべきPTAとは?

加入を迷っている方なら、加入した方が良い、すでに入会されている方なら、そのまま入っておいた方がいいPTAもあります。見分けるポイントとなる三つの特徴をチェックしてみて下さいね。

①入らないと大きな不都合がある

辞めるべきPTAのところで、退会することで生じる、許容範囲内の小さなデメリットは、気にせず退会してもいいかも、とお伝えしましたが、許容できないレベルの、大きなデメリットがある場合は、話が変わってきます。

私が聞いたことのある範囲で言うと、

  • 児童数の少ない学校なので、役員は輪番制。PTAを辞めて役員をやらないと、村八分にされそう。
  • 登校班の班割を決めているのがPTAなので、非会員は「あの子と同じ班にさせたくない」と言われるような子を集めた班に、人数合わせとして入れられると、元役員から聞いた。

そういったデメリットを許容できるかどうかは個人の価値観によるものなので、退会したらどうなるか、一度学校に問い合わせてみるといいかもしれません。

②運営方針に共感できる

PTA、とひとまとめに言っても、各学校ごとに、特色があります。子どもの安全面を最優先し、登下校の見守りやパトロールに力を入れているところもあれば、地域の行事やPTA主催行事に力を入れているところもあります。

そういったPTAの特色を活かした活動内容に、賛同できる・応援したい!と思えるのであれば、入会することが意思表示になる場合も。

③適正化が完了している

「加入は個人の意思で選べます」「役員を押し付けられることはありません」といった文言でPTAを紹介している団体は、ほとんどの場合、適正化が進んでいると言えます。

役員になる心配もないため、会費の支払いが嫌でなければ、加入していても不都合はないのかな?と思います。

あなたの学校はどちら?

辞めるべきPTAと入るべきPTAについての特徴を三つずつご紹介きましたが、いかがでしたでしょうか。お子さんが通う学校のPTAは、どれか当てはまりましたか?

数年前から、教育委員会や行政側は、なるべく早く適正化するよう、学校や各PTAに勧告しているので、現状では適正化が進んでいない学校も、もしかするとお子さんが在校中に変革されるかもしれません。

お子さんの学校生活が、より楽しく充実したものになるよう、そして、保護者の方のPTAへの悩みが晴れるよう、心より願っています。

子育て情報ライター/姉妹ママ

ライター歴10年。普段は取材記事をメインに、さまざまなジャンルの記事を書いています。こちらでは小学生姉妹ママの目線で、日々感じたことやPTAの適正化・プチプラ情報など幅広い「子育て情報」を発信中です!家政科出身で、服飾・情報処理には強く、掃除と泣き落としに弱い、昭和生まれママ。好きな食べ物はスイカと、海老のビスク。

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