ママにこそ「学ぶ楽しさ」を!育児の合間に「知的好奇心」を高められる三冊をご紹介
みなさん、こんにちは。
小学生と年長の姉妹ママで、ライターのtonです。
子育てをしていると、なんだか「自分がすり減っていく」ような感覚に陥ることはありませんか?私自身、ライターとして仕事をしている中で、ママであることが強みになることもありますが、そうではない部分も多く、「自分が習い事の送迎や寝かしつけをしている間も、ママじゃない人たちはどんどんスキルアップしてるかも。」と自分のキャリアや社会的な「喜び」を犠牲にしているように感じることも。
子どもたちが小さくて、専業主婦だった頃も、なんだかんだで忙しく日々に押し流され、気づけば自分だけが「社会から取り残されている」ような疎外感を感じていたことを思い出します。
リモートでできる仕事も増えてきている中、私と同じように、家のことや家族のことで頭の中がいっぱいになっていて、自分自身を失っていくような感覚を味わったことのあるママ(パパ)は、近年、さらに増えてきているのではないかと思います。
そんな方にお薦めしたいのが、「知的好奇心を満たす・高める時間を作る」こと。
「人による」のかもしれませんが、私は、自分自身を失っていくような不安や、なんとなくすぎていく日常への虚無感は、読書により、知的好奇心を満たすことで解消しています。
今回は、私が知的好奇心を高めるために、「読んでよかった」本を三冊ご紹介します。
ママの知的好奇心を高められる本とは?
もっと知りたい、知らなかったことを知ることができてワクワクする!といった気持ちを意味する「知的好奇心」は、人が誰しも心のどこかに持っているはずの基本的な欲求ではないかと思います。
子育てをしていると、考えるべきことが多くあって、脳の中の「考えられる容量」のキャパシティーをかなり圧迫してくるため、「余分」とも言える自分の知的好奇心をおざなりにしてしまっているのかもしれません。
そんな、「余分」なことを、あえてするわけですから、なるべく効率的に、知的好奇心の満たせる本を読みたいですよね。知的好奇心を満たせる本には、いくつかの条件があると思うので、まずはその条件をお教えします。
身近すぎす、難しすぎない内容のもの
本を読もう!と思っても、現代小説や雑誌しか読んだことのない方にとっては、「知的好奇心を満たせる本」がどんなものか、わからないのではと思います。(私自身もそうでした。)
そんな時に、つい手にとってしまいがちなのが、「家事楽」や「育児日記」のような、主婦にとっては身近なエピソード集のような本です。確かに学びはあるのですが、実用的すぎる内容では、ママであり妻である「自分」が「へえー」「ふむふむ」とさらっと読んでしまって、知的好奇心を刺激しそびれる恐れがあります。
反対に、「せっかくだから、気になっていた暗号資産のことを一から勉強してみよう!」という感じで、全く知らない難しげな本を手に取ると、読んでもすぐには理解できず、結局読むのを断念してしまう、という恐れがあります。
知的好奇心をを満たすことを目的にするのであれば、中身を軽く見てみた程度で「もっと読みたい」と思える本がちょうどいいのかな、と思います。
短時間で閉じても、開けた時にまたすぐに入り込める
「ママー!見て見て!」「ちょっと来てー」と、常に誰かに呼ばれているのは、どこのお宅でもよくある光景ではないかと思います。
読書タイムでも容赦なく呼ばれることは、容易に想像できるので、複雑なストーリー性がある読み物や、ぎっしり細かい文字が詰まった、文字数の多い本は、一旦中断すると、再開した際に「どこからだっけ?」「どういう話になってたっけ?」と探っているうちにまた呼ばれて…と全然進まないストレスを抱える場合も。
私の場合は、細かめに小見出しがあったり、図解が多く入っている本は、視覚的に理解しやすいため、一度中断してもすんなり再開しやすいように感じます。
私がお薦めしたい本三冊。
上述の条件を満たす本として、個人的にお薦めしたい本を三冊ご紹介します。私が「これは知的好奇心が満たされたな」と感じた本ばかりではありますが、そのあたりの感性は人による部分も大きいものでもあります。
参考程度にチェックしておいて、あとは、古本屋さんや図書館などを利用して、ぜひいろんな本を見てみて下さいね。
ヒュッゲ365日「シンプルな幸せ」のつくり方
日本でも、近年注目されることが増えた「ヒュッゲ」という言葉。のんびり心地よくて、心も体も、ほっと温まるような時間をさすデンマーク語のフレーズです。
日照時間が短く、冬が長いデンマークの人々の文化や、考え方など、学びになることが多い反面、軽めの話題や写真も多く、読み進めやすい一冊でした。
一冊読み切ると、実は最初からそこにあった、身近な幸せを見つけられるかもしれませんよ。
この人を見よ!歴史をつくった人びと伝
こちらは、小学校高学年のお子さん向けの本なのですが、「知ってそうで意外と知らない」人の生き方を知ることができる本です。
うちの娘が、岡本太郎の作品が好きで、図書館でこの本を借りたのですが、娘よりも私が、このシリーズにハマってしまいました。
漫画や名言といった、入ってきやすい内容に交えて、年表や文章もしっかりボリュームがあるので、大人でも読み応えがありますよ。
子どもの書く力は家庭で伸ばせる
ライターの母を持つ割に、全く語彙力や構成力のない文章しか書けない我が娘。何かいい方法はないかなーと思っていた時に、古本屋さんでこの本を購入しました。
実際にやってみるかどうか、本当に「伸ばせる」かどうかはさておき、驚いたのは、文中で紹介されるお子さんたちの作文が、まあ興味深くて、面白いこと!ポイントを理解して書くと、こんなにも魅力的な文になるのかと、感嘆しきりでした。
最後に
母になると、家族のことやおうちのことが自分の中心になり、「自分軸」で動ける・思考できる時間がグンと減ってしまった、という方は少なくないでしょう。
そういった時間が、一日の中にほんの少しでもつくれると、リフレッシュになって、また家族のため、家のために頑張れる母になる気がします。
知的好奇心を満たさなかったからといって、暮らしに不便があるわけでもなければ、不幸せになるわけでもありません。
しかし、「知的好奇心を満たす」という自分だけの満足感や、その手段が、明日を生きる活力になったり、暮らしを輝かせるスパイスになったりすることもあります。
皆さんが、この記事をきっかけに、自分の知的好奇心は満たされているか、「もっと知りたい何か」がないか、考えてみてくだされば嬉しいです。