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無料戦闘ゲーム「フォートナイト」子どものトラブルやいじめ問題が心配?子どもアカウントなら安心だよ!

ton子育て情報ライター/姉妹ママ

皆さん、こんにちは。小学生の姉妹ママでライターのtonです。

新年度が始まり、新しいクラスにも慣れてきたこの時期、子どもたちがこれまで知らなかったことを急に覚えてくる、ということがあります。新しいお友達が出来て、それまでとは違う会話の中で、知らなかった文化に出会っている、ということなのかな、とは思うのですが、そんな中で、よく聞くのが「フォートナイト」の話です。

長女も、昨年、3年生になってすぐにフォートナイトの話をするようになり、やってもいないうちからやたらと詳しくなり始めました。小学生の中では、高学年になるにつれ、やっている子が多いと言う話は聞いていたのですが、子ども同士のトラブルや、いじめにつながる場合があるとも聞いていたので、親としては慎重に検討し、長女がもう少しお姉さんになってからにしよう、という判断に落ち着きました。

が!去年の12月に、フォートナイトを運営するエピックゲーム側が、子どもユーザーに歩み寄ってきてくれたのです!

今回は、小学生の中で話題にあがりがちだけど、ママたちは「出来ればやらせたくないなあ」というゲームだったフォートナイトが、子どもにも安心な仕様になっていた話について書きたいと思います。

フォートナイト、何が問題?

小学生ママなら、フォートナイトはなんとなくトラブルが起こりやすくて怖い、というイメージがある方も多いのではないでしょうか。(私自身もそうでした。)まずは、問題的としてよく挙げられるポイントをピックアップしてみました。

暴言問題

フォートナイトが子どもの中で人気になった理由の一つが、コロナによる外出自粛期間中に、家にいながらお友達とやりとりができる「ボイスチャット」の機能にあります。

しかし、このボイスチャットでの音声のやりとりは、対戦型ゲームという特性上、かなり荒っぽい言葉遣いのやりとりになってしまうことも。

大人とプレイしている子もいたりして、はたから見ているママとしては、ゲームをしている間の暴言が気になる場合があるようです。

課金問題

フォートナイトは、課金しないと強くなれない、というゲームではないのですが、ゲーム内での服や武器のスキンなどを変えるためなど、課金する要素があります。

ゲームにのめり込んで課金したがったり、課金していない初期アバターだとばかにされる!と思い込んだりする子も多く、そういった情報が保護者の不安要素になっている場合も。

いじめにつながる場合も

友達同士でやっている場合に、ゲームに勝ちたいあまり、弱い子をのけものにしたりする「いじめ」を誘発する恐れがあります。仲間に入れてもらえない、暴言を吐かれるなど、子どもがゲームをしている中で辛い思いをするケースも少なくありません。

子ども用アカウントでまるっと解決!

上のような問題点を解決してくれるのが、子ども用アカウントです。普段からフォートナイトをやっていた方にとっては常識かもしれませんが、子ども用アカウントのメリットについて少し記載します。

ボイスチャットはオフ

子ども用アカウントでは、基本的にボイスチャットは使えません。友達同士でやり取りができないと言うデメリットでもあるのですが、暴言問題やいじめになる問題を心配しなくても済むので、個人的にはオフにできる方がメリットは大きいのかなと感じています。

娘の友達たちに聞いても、同じように子ども用アカウントを使っているからオフにしていると言う子が多いので(一部、親子兼用アカウントで、ボイスチャットも使えると言う子もいますが。)今のところはボイスチャットがオフであることを、娘も不満に思ったりはしていないようです。

フレンド登録も承認制

「知らない人と繋がってしまう」という危険がないよう、フレンド登録を承認制にすることができます。こちらは、承認制にするかどうかは保護者が選択できるようになっています。

課金も承認制に

自由に課金できないよう、課金する時には親の決めたパスコードが必要になるよう設定できます。

クレジットカードを登録したらそれ以降自由に使い放題になってしまう、といった問題点もあったので、承認制になることで、不必要な課金は事前に止めることができるようになりました。

実際にやってみて

わが家も、子ども用アカウントを使ってフォートナイトを始め、約半年が過ぎました。実際にやってみての感想を、参考までにご覧ください。

チャットはしなくても、小学生のコミュニケーションツールにはなる

フォートナイトを始めて、一番驚いたのは、娘に友達が増えたことでした。

元々活発で、友達も多いタイプの娘ですが、フォートナイトの話題についていけることで、今までよりも更に仲が良くなった友達が増えたように感じます。

フォートナイト自体が無料ゲームで、パソコンやスマホなど、Switch以外でもプレイできるためか、他のソフトよりもプレイ人口が多く、「フォートナイトやってる?」というフレーズがあれば、大抵の小学生と仲良くなれる、コミュニケーションツールとなっているような印象です。

トラブルになる原因がない

子どもアカウントにしたことで、ゲーム内では、友達を始めとする他者との交流がまったくなくなりました。ちょっと物足りなさを感じる時もありますが、トラブルになる可能性を排除できたことは、親としては安心でもあります。

友達と一緒にプレイする場合は、学校で「今日何時から何時くらいにやろう!」と約束してきて、各自自宅からゲーム内で集合。何かあれば(例えば、トイレ行きたいからちょっと待ってて、など)親同士が連絡先を知っている場合は伝聞することもあります。翌日は、昨日のゲームの話で盛り上がるそうで、子どもたちはすごく楽しんでいるようです。

課金はお小遣いから

始めてすぐに、やはり娘は課金をしたがりました。ゲーム内でのキャラクターの見た目を変えたりしたいそうで、頼みこまれましたが、やるなら自分のお小遣いを貯めて、ということになりました。

実際に課金するのはクレジットカードの登録が必要になる上、パスコードの入力が必須なので、その時だけ私が操作を代わり、課金した分は現金で娘から徴収しています。

ちなみに、娘のお小遣いは月に400円。友達と遊ぶ時の駄菓子屋さん代や遊び代(プリクラなど)に使っていましたが、節約して使って、フォートナイトのために少しずつ貯めているようです。

Switch本体の時間制限がオフに

ゲームをし過ぎないように、また、ダウンロードソフトを勝手に買わないように、うちではSwitch本体で(ニンテンドーオンラインの機能を利用して)年齢制限をかけています。しかし、フォートナイト自体が12歳以上を対象としたゲームだからか、ゲーム選択画面でフォートナイトを選ぼうとすると、年齢制限を一時的に解除するようメッセージが出ます。

そうなると、何時間やっていても、Switch本体の時間制限にはカウントされないことになります。制限を解除するためには親のパスコードが必要になるので、そのタイミングでタイマーをセットし、長時間ゲームをし過ぎないようにしていますが、そういった工夫をしないとだらだら長時間プレイしてしまう子もいるかもしれないため、注意が必要です。

最後に

小学生の中ではやっている子も多いですが、「フォートナイトは怖い」「子どもがやると、トラブルになりやすいゲームだよね?」というイメージが強くついているママは、今もかなりたくさんおられます。

実際にやってみると、フォートナイト運営側も、子どもになるべく害が及ばないよう改善してくれていることがわかるのですが、やったことのないお家は、知らないだけに不安になる部分も大きいのかな、と感じます。

危険そう、というイメージだけで判断せず、調べて知って試してみて、さまざまな角度から検討してみると、また見え方が変わってくるかもしれませんよ。

子育て情報ライター/姉妹ママ

ライター歴10年。普段は取材記事をメインに、さまざまなジャンルの記事を書いています。こちらでは小学生姉妹ママの目線で、日々感じたことやPTAの適正化・プチプラ情報など幅広い「子育て情報」を発信中です!家政科出身で、服飾・情報処理には強く、掃除と泣き落としに弱い、昭和生まれママ。好きな食べ物はスイカと、海老のビスク。

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