ドロッと濃厚なつけ麺に端を発し、今や個性豊かなラインナップがひしめく、つけ麺界。

その中で、名古屋・今池で新たに話題の一杯が生まれたという話を聞きつけ、先日足を運んできました。

その名も「伊勢海老つけ麺」。とうとうあの高級食材も!?という感じですが、今回レビューしてみたいと思います。

お店が位置しているのは、名古屋市営地下鉄・今池駅から徒歩2〜3分の場所。閑静な住宅街の一角にある、隠れ家のような佇まいが特徴です。

夜になると、温かい照明がお店の雰囲気を高めます。どこか上品な印象を受けますね。

お店に入ってすぐ券売機で購入するスタイルです。迷わず「伊勢海老つけ麺」を選択！

店内の独特なペイントが目を引きました。柳橋（中央）市場は名古屋駅すぐのところにある、名古屋の台所。そこで仕入れた、新鮮な鯛から仕込むスープと聞くと、いやが上にも期待感が高まります。

そして待つこと数分で、早速スープが到着です。

まさか石焼鍋で提供されて驚きました！グツグツと音を立てて、濃厚スープが沸騰しています。着丼時から、豊かな香りがたまりません。

そして続いて麺も到着。

レアチャーシューにほうれん草、卵にメンマ、海苔と盛りだくさん。それとなく家系を思わせる具材トッピングも、つけ麺ではなかなか見ない構成ですね。

レアチャーシューはしっかり低温調理がされて鮮やか。トロトロの半熟卵も目を引きます。

スープを一口飲むと、口いっぱいに広がる濃厚魚介スープの旨味。ドロッとした印象を受けますが、一口目の爆発力勝負ではなく、繊細なまろやかさも備えています。

そして、そこに感じるのは、確かな伊勢海老の存在感。濃厚なのにくどさはなく、鼻から抜けていくような、優雅な旨味と香りを楽しみます。「これは新感覚・・・！」

中太麺に絡めながら夢中で食べ進めてしまいました。この上品なスープだと、ワシワシしている太麺より、中太麺が合っていますね。

スープは結構な量ですが、麺を食べ終わる頃には、ちょうど無くなるぐらい。予想以上にしっかり絡んでくれました。

最後はレモンを絞ると、爽やかに味変。魚介の滋味深さがより出てくる気がします。ということで、新しい顔ぶれにして、満足度の高い一杯。ごちそうさまでした！