洗練していながら、気軽に利用できるお店の多い、東区の高岳（たかおか）。今回は、その中でも2020年の6月にオープンした「La Sena」をご紹介します。

一皿一皿が立体的で美しく、食べ応えのある料理が4皿に、お茶菓子やドリンクも付いて、税込2,970円。本格的な創作フレンチのコース料理が、とてもリーズナブルに味わえます。

お店があるのは、栄の中心から少し離れた東桜町の一角。地下鉄桜通線・高岳駅から徒歩5分の場所に位置しています。

シンプルな佇まいの外観に、異国情緒を醸し出している軒先のオリーブが印象的です。

店内は、温かみのある色合いからなる、落ち着いた空間。ゆったりとしたテーブル席、調理の様子を眺められるカウンターで構成されていました。

シンプルでお洒落ながら、ハードルの高さを感じさせない、カジュアルな雰囲気が良いですね。

「La Sena」でぜひオススメしたいのが、ネット予約限定の【Mildコース】。

冷前菜、温前菜、メイン、デザートなど全6品から構成される、ランチで一番ライトなコース（税込¥2,970）ですが、コストパフォーマンスが抜群なのです。

それでは、スパークリングワインで乾杯！

まず初めに提供されたのは、彩り豊かな冷前菜です。

シャキシャキの桃かぶや海老芋など、個性的な野菜と一緒に添えられているのは、愛知県産の長足たこ。

程よい塩加減のタプナードソースとの相性が絶妙！地産地消という趣向も嬉しいですね。

※タプナードソース：アンチョビとブラックオリーブのソース

次にいただいたのは、パイ状の温前菜。

ジャガイモと北海道産タラから作ったブランダードをパイで包み、そこにケールとビーツのソースが添えられています。

ふかふかとしたジャガイモからタラの旨味、パイの香ばしさへ次々に表情が変化し、野菜もフレッシュなアクセント。繊細な盛り付けも見応えあり！

メインの肉料理は、トマトで煮込んだ知多産の三元豚バラ肉に、菜の花とごぼうのフリット、バジルソースを組み合わせた一品。

お肉には圧倒的な分厚さがあり、ごぼうでさらに高さを演出しています。

口に入れた瞬間溶けるトロトロの脂身は、まさに旨味の塊。トマトの酸味とカリッカリのごぼうも絶妙なアクセントになっています。

そして食後には、スイーツとカフェ、お茶菓子まで。リーズナブルなコースでも抜かりがありません。

この時はバレンタインに近かったこともあり、チョコのメニューになっていました。まぶされたピスタチオが香ばしく、金柑のコンポートがフレッシュ！

食後は、ゆるりと余韻の時間を楽しみます。玄関のオリーブが緑銀色に輝いていて、思わず見入ってしまいました。

食事の内容も雰囲気も、満足度の高さは折り紙つき！ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか？

※時期や入れにより提供内容は変わります。