名古屋が一斉にピンクに色づく3月下旬。桜の名所として名高い東山公園に次いで、市内有数の規模を誇っているのが「平和公園」です。

戦後の大規模な区画整理事業によって整備された公園の一角には「櫻の園」と呼ばれるエリアがあり、約500本もの桜が開花します。（平和公園全体に植わっている桜は、約1,500本）

一面ピンク色で満たされる絶景と、ゆったりとした公園の空間が相まって、例年多くのお花見客で賑わうスポットです。

桜並木が幾重にも連なっているため、見る角度によって切り取れる絵が変わってきます。幅や奥行きもあり、カメラを構えるのがとても楽しいです。

特徴的なのは、家族連れやお子さんがとても多いこと。散策路とは別に、広い芝生が広がっているので、子供を遊ばせるには最適の空間となっています。

適度な活気があって、一人で訪れている自分も、周囲の憩いの風景を眺めていると、何だかほっこりした気分に。

そんな「平和公園」でイチオシの構図が、櫻の園中央から眺める散策路です。

流れるような桜の並木道が見事で、まさに"桜のトンネル"といえる風景。訪れるたびに立ち止まってしまいます。

またその桜に溶け込む、日常風景が良いですね。

例えば、自転車にまたがる少年の姿。

自転車に乗ることを練習した、子供時代を思い出すようです。

そんな散策路ですが、桜が散りかけの4月上旬になると、美しい桜吹雪が見られることも！

青空に花びらのピンクが映えてとても綺麗です。心洗われる春のワンシーンを楽しみました。

また「平和公園」にはソメイヨシノ以外に、ヤマザクラなども咲き、ひとえにピンクといっても趣を変えます。

そして、桜のシーズンは新緑が美しくなる頃。様々な色彩のコラボレーションを眺めるのも一興です。

「平和公園」は名古屋市営地下鉄・星ヶ丘駅からバスでアクセスできるほか、園内には230台駐車できる無料駐車場も設置されています。春の賑やかで美しい時間を感じに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。