江戸時代の古き良き町並みが残っている「有松」。近年、日本遺産の一つにも認定され、名古屋の歴史に浸れる、貴重な観光名所として知られています。

十辺舎一九によって書かれた「東海道中膝栗毛」の中には、絞り染めの伝統工芸・有松絞りを買い物するお客さんの姿が描かれ、その繁栄ぶりを伺うことができます。

そんな「有松」ですが、近年グルメスポットとしても人気を集めています。

絞り染め問屋の一角にお店を構えた「古民家カフェ 庄九郎」や、有松絞りパンが食べられる「ダーシェンカ蔵」などの名店がありますが、特にSNSで話題を呼んでいるのが「味福（あじふく）」です。

昔から地元の方に愛される老舗ですが、「このお店の海鮮丼がものすごい！」とSNSで話題になり、若い人から家族づれまで、お昼時には行列ができるお店になりました。

お店は席数が多いので、開店となる11時前に訪れれば、長時間並ばずに入ることができますよ。駐車場は5台ほどなので、念のため近くのパーキングを探しておくと良いでしょう。

メニューは数多くありますが、先ほど書いたように「海鮮丼」がオススメ！

並・上・特上の3種類から選ぶことができますが、最近は有名なインスタグラマーとのコラボメニューも存在し、インスタの画面を見せれば特別メニューをオーダーすることも可能です。

筆者がオススメするのは、定番の「海鮮丼（上）税込1,800円）」。1000円台とは思えないコスパの高すぎる海鮮丼です。

着丼したのがこちら。なんと10種類以上のネタが、丼から溢れんばかりに並べられています。盛り付け方も見事で、とてもフォトジェニック！

一つ一つのネタが大きく、1種類のネタでも2枚という太っ腹ぶり。マグロやカツオ、サーモンといったお馴染みのネタ以外に、かにみそや小イカなどの変り種も乗っていますよ。

中央には卵黄が乗っており、どのタイミングで溶かすかも好み次第！卵黄とネギトロのマリアージュがたまりません。

コリコリとした鯛や、甘いエビも最高です！このボリュームに加えて、高い鮮度をキープしている「味福」の海鮮丼のこだわりには感服します。

また甘めの味付けのふわふわの卵焼きも、海鮮丼の縁の下の力持ち的な役割。海鮮のお店の卵焼きって本当に美味しいですよね！

ご飯は小〜大まで選べるので、もちろん大を選択して、お腹いっぱいいただきました！どのネタも本当に美味しくご飯によく合います。

またセットについてくる、汁物（そば・うどん・味噌汁から選択可能）もとても美味しく、サービス満点です！またインスタでお店のアカウントをフォローすると、その場でお会計から5%割引してくれますよ。

食後には腹ごなしに、有松の町並みの散策も楽しめるので、ぜひ一度訪れてみてください。