Yahoo!ニュース

【名古屋市名東区】初夏に訪れたい「猪高緑地」清々しい日本の原風景に出会えます

土庄雄平愛知深掘りライター(名古屋市)

桜の時期も終わり、連日気温の高い日が続いています。まだ4月ですが、もう初夏の様相ですね!そんなこの時期ですが、個人的にとても楽しみにしていることがあります。

それは、初夏の緑地をハイキングすることです。名古屋市内には、手軽に自然に触れられる緑地が点在しており、ふと歩くだけで癒されることができます。

そんな緑地の中で、特に美しい場所が名東区の「猪高緑地(いたかりょくち)」です。

尾張と三河を隔てる猿投山から続く、東部丘陵の原生的な自然が残っている貴重な場所。遊歩道もなかなか歩き応えがあり、一周1〜2時間で巡ることができます。

初夏に訪れる時、必ず立ち寄るポイントが以下の3つ。まだ涼しく、緑濃くなる季節だからこそ、言葉に表せない気持ちよさがあります。

まず1つ目が「勢子坊の竹林」です。緑地の中央部に位置しており、塚ノ杁池方面から緑地の最高峰・親鸞山を目指す際には、必ず経由することになります。

まるでスポットライトのように竹の間から木漏れ日が差し込み、風に揺られて葉掠れの音がBGMとなる清々しい空間です。ベンチもあり、思わずくつろいでしまいます。

2つ目のスポットは、緑地の北東にある「ハンノキ湿地」です。猪高緑地がすごいのは、緑地内で水が循環している点。井堀上池から緩やかに水が流れて、潤いのある土壌がもたらされているのです。

潤った土壌からは美しい草花が生え、初夏には一面淡い緑色に包まれます。絵画のような風景に、毎年立ち止まって癒されています。

そして最後のスポットが、「井堀の棚田」です。こちらもハンノキ湿地と一緒に、猪高緑地の水の循環によりもたらされている場所です。

しかしながら、都会の一角に棚田という"日本の原風景"があるのは驚きですね!天気が良ければ、青空が爽やかに水面へ映り込みます。棚田で遊ぶ子供の姿も絵になりますよ。

ということで、寒くもなく暑くもない、束の間のシーズンの楽しみとして「猪高緑地」ハイキングをご紹介しました。本当に新緑が美しく、きっと心洗われるので、ぜひ一度歩いてみてください。

<猪高緑地>
住所:愛知県名古屋市名東区猪高町
電話番号:052-703-1300
アクセス:名古屋ICから車で約5分(緑地西側の駐車場に止めましょう)
※駐車場は9時~16時45分まで

愛知深掘りライター(名古屋市)

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、愛知へUターンをして、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。美味しい地元グルメを探しながら、名古屋市内の色彩豊かな自然を愛でるのがルーチン。 ※12月18日からLINEにて土庄雄平「名古屋深掘りチャンネル」配信スタート!毎週月曜日の10時にお届けします。名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。ぜひ登録してくださいね♪(記事内のリンクは、Yahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。)

土庄雄平の最近の記事