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【名古屋市】「名古屋の最強ご当地ラーメンはどれだ!?」地元ライターによるベストセレクション5選

土庄雄平愛知深掘りライター(名古屋市)

「名古屋のラーメン文化は弱いのか?」学生時代と新社会人を関西で過ごし、Uターンしてきた筆者はそう思いました。

しかし4年近く、名古屋で暮らす中で、意外にも名古屋にはたくさんのご当地ラーメンが根付いていることに気づき、今では"名古屋には全国に誇れるラーメン文化がある"と確信しています。

今回は、そんな名古屋のご当地ラーメンについて、筆者なりのベストセレクションをご紹介!いろんな議論はあると思いますが、名古屋発祥の流派や、名古屋らしさを重視して選びました。

好来系ラーメン・スペシャルメンマ「一陽軒」

その滋味深い味わいから、薬膳ラーメンと言われる好来系。鶏ガラを主体に、豚骨と魚介を煮込んだ淡麗スープで提供されますが、「一陽軒」では豚骨を全面に出したハイブリットスープを特徴としています

スペシャルメンマは、そのこだわりのラーメンに、店主の親父さんが営む「好陽軒」ゆずりの極太メンマを添えられた、進化版好来系と言える一杯。

あっさりとした滋味深さと、こってりとした豚骨が調和した味わいは、唯一無二の美味しさです。食べやすいように長さが揃えられた麺など、ラーメンの随所に、好来系と信条と言える温かいおもてなしも感じられます。

<一陽軒>
住所:愛知県名古屋市天白区植田西2丁目1601
営業時間:11時~14時、18時~20時
定休日:木曜日
電話番号:052-802-5525
予算:1500円以内
アクセス:地下鉄鶴舞線・塩釜口駅と植田駅から徒歩約10分

ベトコンラーメン・味噌ベトラーメン「らーめん飛騨の匠」

食べると元気になれることから、ベストコンデションラーメン。通称「ベトコンラーメン」と言われるご当地ラーメン。小規模な店でもメニューが広まることを願って、元祖のお店が商標登録していないため、街中のラーメン屋さんに広く定着するようになりました。

筆者イチオシのベトコンラーメンは、「らーめん飛騨の匠」味噌ベトコンラーメン。まろやかな味噌スープと、スタミナ抜群のベトコンスープを組み合わせた一杯です。

食べ進めるほど、ふつふつとパワーが補充されるような力強い味わいながら、喉に染みわたる安定感も備えています。毎日いつでも食べられるベトコンラーメンです。

<らーめん飛騨の匠>
住所:愛知県名古屋市天白区植田3丁目1601 日映 1F マンション
営業時間:11時~14時30分、17時30分~20時
定休日:火曜日
電話番号:052-803-6040
アクセス:地下鉄鶴舞線・植田駅から徒歩すぐ

名古屋二郎・デブセブラーメン「極太濁流らーめん ら・けいこ東片端店」

口の中で跳ね返るような直極太麺と、濃厚醤油タレを掲げて、名古屋二郎系を牽引する「ら・けいこ」。一度食べると、再び食べずにはいられない中毒性は、二郎系の本流を凌駕するようです。

そんなら・けいこの分店である東片端店で提供される「デブセブラーメン」は、驚愕なビジュアルの一杯。麺と野菜の隣に、超ビッグな揚げチャーシューが置かれています。これがなかなかヘビーで完食の難敵です!

ラーメンでありながら、汁なしという内容。醤油タレをワシワシと絡めて、思いっきり麺を啜っていきます。超極太麺が、甘辛い濃厚ダレ山椒を纏い、口の中でワイルドに反発する食べ応えは唯一無二と言えるでしょう。

<極太濁流らーめん ら・けいこ 東片端店>
住所:愛知県東区東片端町35 第2加藤ビル1階
営業時間:11時~14時、17時30分~22時
定休日:日曜日
アクセス:地下鉄桜通線・高岳駅から徒歩10分弱

ラーメン福・ラーメン

愛知発祥のラーメンチェーン・ラーメン福。流行り廃りのなく心落ち着く味わい、おもてなしの詰まったトッピング、お財布に優しい価格帯。三つが揃ったラーメンは、名古屋で40年以上にわたって愛されています

京都系の醤油を思わせるスープは、みずみずしいもやしと相性抜群で、歯切れの良い中太麺によく絡みます。デフォルトの薄切りチャーシューも、熱烈なファンも多いです。

野菜多めにすると、野菜は二郎並みのボリューム。健康にもよく、毎日食べたくなる一杯。このクオリティをチェーン全体で守っている点にも感心してしまいます。

<ラーメン福>
店舗は名古屋市内に10店舗あります。店舗情報はこちら
営業時間:11時〜23時(全店共通)
定休日:火曜日(全店共通)
予算:800円前後

名古屋コーチンラーメン・トリトン麺「名古屋コーチンラーメン はなれ」

名古屋の誇るご当地食材「名古屋コーチン」を使ったラーメンを振る舞うお店も市内に点在しています。その中でオススメなのは、名古屋コーチンの鶏白湯をB級ラーメンとして提供する「名古屋コーチンラーメン はなれ」トリトン麺です。

鶏白湯のまろやかな旨味を、キレのある醤油でまとめており、名古屋コーチンの濃厚さ繊細さが見事に高められています。角切りチャーシューも実に良いアクセント。

鶏白湯をワシワシとした太麺と合わせているのは斬新でした。ずっしりと食べ応えがあり、大盛りでなくてもお腹が膨れます。名古屋のご当地B級ラーメンの新星です。

<名古屋コーチンラーメンはなれ>
住所:愛知県名古屋市中区栄3-13-31 プリンセスタウン 1F
営業時間:<平日>11時~15時/18時~22時 <土日祝>11時~15時
※スープが無くなり次第終了
定休日:不定休
電話番号:052-241-5628
アクセス:名古屋市営地下鉄・栄駅から徒歩約8分

いかがでしたでしょうか?名古屋にはマニアックな素晴らしいラーメン文化があります。これからもさらにアンテナを高めながら、名古屋のラーメンをご紹介していこうと思っているのでお楽しみに!

愛知深掘りライター(名古屋市)

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、愛知へUターンをして、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。美味しい地元グルメを探しながら、名古屋市内の色彩豊かな自然を愛でるのがルーチン。 ※12月18日からLINEにて土庄雄平「名古屋深掘りチャンネル」配信スタート!毎週月曜日の10時にお届けします。名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。ぜひ登録してくださいね♪(記事内のリンクは、Yahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。)

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