これまで名古屋のグルメを数々食べ歩いてきたB級グルメライターの筆者が、おすすめの新名古屋飯をご紹介する本企画。

今回の第2弾は、インパクトの大きい名古屋飯です！どちらかといえば、もともとB級グルメよりで、そこはかとなくジャンキーな雰囲気が魅力の名古屋飯。

名古屋飯には含まれることのない珍しいラインナップでご紹介していきます。

プチトマト　鉄板味噌カツ（名古屋市西区）

西区にある喫茶店カフェレストプチトマトさん。2022年で創業35周年を迎える老舗です。店内に残る昭和の雰囲気は、とても居心地が良く、何度でも足を運んでしまいます。

喫茶店でありながら、まるで本格レストランというほどにお食事メニューが充実しているのも特徴です。中でもイチオシのメニューが「鉄板味噌カツ」。

お肉が分厚くて食べ応えがあり、とってもジューシー。衣は少し薄めで、お肉の旨みを存分に味わえます。自家製味噌ソースとマヨネーズの相性も抜群！ガツンとくる濃厚な味噌味に、まろやかなコクがプラスされています。最後まで熱々の、元祖・鉄板味噌カツです。

味福　映える海鮮丼（名古屋市緑区）

日本遺産にも登録されている有松の町並み。その一角にお店を構える「味福」さんは、有松を代表するお食事どころとして知られています。若者からお年寄りまで、世代を問わず人気店となっている理由は、この映える海鮮丼です。

定番の「海鮮丼（上）税込1,800円）」がこちら。1000円台とは思えないコスパの高すぎる海鮮丼です。そしてなんともフォトジェニック！

一つ一つのネタが大きく、1種類のネタでも2枚という太っ腹ぶり。マグロやカツオ、サーモンといったお馴染み以外に、変わり種ネタも満載です。海鮮を「これでもか!?」と楽しめる贅沢丼は感動レベルの美味しさです。

ラーメン福　もやしたっぷりラーメン（名古屋市内）

名古屋発の老舗ラーメンチェーン「ラーメン福」さん。創業当初から変わらない味わいやサービス、お財布に優しい価格設定は、多くの名古屋市民に愛されています。デフォルトラーメンには無料で、もやし多め（または野菜多め）をオーダーできます。

食べたことない方からすれば、「所詮モヤシでしょ」となるかもしれませんが、ラーメン福のスープとモヤシの相性の良さを一度味わえば、病みつきになってしまうはず！

一口飲んでみると特有のクセと絶妙な塩加減。少しシャキッと、みずみずしいモヤシと最高の組み合わせです。空腹に優しく、そして美味しくヘルシーにいただけるのも、愛されている理由ではないでしょうか。

名代中華そば ばら　びっくりチャーシューメン（名古屋市天白区）

かつて常滑にあったチャーシュー麺のレジェンド「八百善」。そのDNAを受け継ぐお店が、名古屋市天白区の「名代中華そば ばら」さんです。びっくりチャーシュー麺には、巨大チャーシューがごろっとトッピングされています。

その厚さは尋常ではなく、もう枚数としてより、個数として数えた方が良いぐらい極厚。圧倒的な食べ応えで、一噛みするごとに口の中に重厚な旨味が染み出します。

そんな超ビッグなチャーシュー。濃そうでありながら優しさも備えた中華そばのスープとの相性も秀逸です。そして細く縮れたたまご麺を啜れば、ホッと一息つける味わいです。

喫茶マウンテン　大人のお子様ランチ（名古屋市昭和区）

「喫茶マウンテン」さんといえば、名古屋が誇る奇抜グルメの金字塔。そのあまりのインパクトに、独自のマウンテン用語が生まれるほどの名店です。甘口抹茶小倉スパなど、甘口系が有名ですが、どなたでも食べやすいメニューが「大人のお子様ランチ」です。

サーカスにでも出てきそうな？パンダ？を表現したインパクト大な見た目が特徴。味については、普通に美味しいのでホッとします（笑）むしろジャンキーな味が好きなら、大好物レベルの美味しさではないでしょうか。

王道な味わいの大盛りバターピラフに、ジューシーかつ食べ応えもあるハンバーグやウインナー。甘口奇抜メニューの緩和もしてくれるので、マウンテン登頂を目指す方はぜひ一緒に注文してみてください。

いかがでしたでしょうか？今回は筆者ならではの視点で、型にとらわれない名古屋飯をご紹介してきました。美味しく面白いグルメの多い名古屋。ぜひ個性的なメニューとの出会いを楽しみながら、お店を巡ってみてくださいね。