ビルや商業施設などが並び、都会のイメージが強い名古屋市。しかし実は、市内とその周辺に歴史やレトロな趣を感じられる場所が多いのはご存知でしょうか？

それを代表するのが、市内とその周辺にある「古民家カフェ・レストラン」です。今回は、古民家ならではの趣深い空間で、高コスパランチを頂けるオススメのお店を、厳選してご紹介します。

那古野サロンnuovo（名古屋市西区）

名古屋城下町の今に残す、貴重な四間道（しけみち）の町並み。その一角にある、土蔵を改装した古民家レストラン「那古野サロンnuovo」さんでは、土日限定でリーズナブルかつ大満足なランチ（税込1,650円）を味わうことができます。蔵らしい趣も格別です。

構成は4品。本日のメイン（肉または魚）とサラダ、スープ、そしてライスorパンから好きなものを選択できます。この日のお肉のメインは「チキンのトマト煮」。濃厚ながら酸味のあるトマトソースと、ぷりっぷりな鶏肉の相性が抜群です！

四間道には古民家や土蔵を改装したレストランは多く軒を連ねていますが、基本的にランチでも3,000円〜がボリュームゾーン。その半額の予算で、これだけ充実したランチがいただけるのは「那古野サロンnuovo」さんだけだと思います。

庄九郎（名古屋市緑区）

近年、日本遺産にも登録された有松の町並みにある古民家レストラン「庄九郎」さん。隣接する竹田邸は、有松を代表する伝統工芸・有松絞り創始者の家系。その竹田邸の一角を利用して、古民家レストランを営んでおられます。

ランチの人気メニューは「庄九郎ランチ」（1日10食限定、税込1,650円）。厳選されたマグロ・ネギトロ・イクラ&ホタテの3種類の手まり寿司が味わえます。プチプチと弾けるイクラ、絶妙な味付けの漬けマグロ、口の中に溶けていくネギトロ。どれも絶品です！

ゆったりとした趣ある空間でお寿司を一口ひとくちいただく時間は、なんだかとても贅沢です。シメには有松絞りをモチーフとした新名物のソフトクリームもいただいてみては？

カフェ&ダイニング一来果（名古屋市天白区）

30種類以上も並ぶ、贅沢なランチバイキングを満喫できる、天白区の「カフェ&ダイニング一来果」さん。ペンションを思わせる温かみのある作りの古民家で、物語に登場するような雰囲気を醸し出しています。

バイキングはどんな年代の方、どんなお料理が好きな方も楽しめる内容となっています。茶色系のガッツリとしたナポリタンやポテトは、特に子供に大人気！和惣菜をはじめとして野菜を使ったものも多くあり、健康志向の方には嬉しいですね。

気になる料金ですが、これだけ食べられて大人1,650円、小学生1,100円、2歳以上の幼児は550円（以上全て税込）とコスパ抜群です！席もゆったりしているので、家族連れにもおすすめ。

薬膳茶SoybeanFlour at きらら（瀬戸市）

名古屋から車で約45分。かつて"名古屋の嵐山"とも呼ばれた瀬戸市定光寺エリアにある古民家カフェ「薬膳茶SoybeanFlour at きらら」さん。緑の渓流に抱かれる抜群のロケーションに位置しています。

そんなこのお店でいただけるのは、”薬膳”にこだわった健康志向のお料理です。メインを本日のスープもしくはカレーから選べ、野菜もりもりの彩り豊かなプレートがついてきます。（飲み物付きで税込1,400円）

そして料理とともに、味わえるのがこの景色！窓側の席からは、轟音とともに渓流へ注ぎ込む更科滝（さらしなたき）を一望できます。マイナスイオンを感じながら身体に良いお食事をいただく時間は、この上ない癒しのひとときです。

ぎゃらりぃかふぇ華野（尾張旭市）

名古屋市の隣に位置する尾張旭市。名鉄瀬戸線・印場駅からほど近い場所にある「ぎゃらりぃかふぇ華野」さん。築70年以上の古民家を活用し、昭和から時間が止まったような趣を残しています。

そんな落ち着いた古民家カフェでいただけるのは、月替わりのランチ「華野御膳」（税込2,000円）です。彩り美しく仕上げられた料理が並ぶ瀬戸焼のお皿で、3膳にわたって提供され、見た目と味覚を楽しめる内容になっているのがポイント。

この日は、ローストビーフや卵焼きなど4種の前菜と特製のマグロ丼、デザートには手作り寒天をいただきました！ホッと肩の荷が降りる、素朴な美味しさに浸れる料理ばかりです。

いかがでしたでしょうか？実はディープな視点で見ると、面白い・美味しい・行ってみたい！場所が多くある名古屋とその周辺。これからもその魅力をどんどん発信していきいたいと思います。