本場の博多で修行を積んだ店主が手がける一杯から人気が広がり、今ではグループ30店舗近くを展開する豚骨ラーメンチェーン「一番軒」さん。

インパクトのある外観のお店を一度は見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。

何度も通っていらっしゃる方には言うまでもないのですが、実は「一番軒」さんは名古屋発祥のおラーメンチェーンなのです。

今では鶴亀堂や本丸亭、ラの壱などたくさんの豚骨ラーメンチェーンが台頭してきていますが、「一番軒」さんは名古屋で食べられる本格的な豚骨ラーメン屋さんの先駆け的存在でもあります。

市内にはお店が数店舗ありますが、筆者が好んで通っているのは「一番軒 日比野店」さんです。

気持ちの良い接客と、ストレスフリーなタッチパネルの注文。博多ラーメンらしいお店の賑わいも感じられます。

おすすめは「黒豚骨ラーメン」です。特注釜で35頭の豚骨を丸々炊き上げて旨味を抽出したという豚骨スープに特製黒マー油を垂らした一杯となっています。

スープの粘度やこってり加減で勝負する印象のある豚骨ラーメンですが、一番軒さんのスープは良い意味でまろやかで角が取れています。

くどくなく味わい深い、スッと飲めるのですが、豚骨スープとしての満足感はしっかり備わっています。そこに香ばしい黒マー油が合わさり、良いアクセントになっていますよ！

スープだけでなく麺へのこだわりもポイント。本場九州から仕入れた小麦を使い、通常の2倍以上の圧力をかけて製麺することで、小麦本来の旨味や香りを凝縮した専用麺を作り上げています。

歯ごたえのあるバリカタで、絶妙な豚骨スープと絡めて思いっきり啜る時間は至福のひとときです。キクラゲやチャーシュー、海苔などデフォルトでもトッピングも充実しています。

足りない時には替え玉。ラーメン雑炊でライスを注文しても良いですね。

温かいものがますます美味しくなってくる冬本番。ぜひ美味しい豚骨ラーメンを食べに出かけてみてください！