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【名古屋市】季節は初夏へ。初心者から始められる名古屋の緑地・低山登山。おすすめスポット3選をご紹介

土庄雄平愛知深掘りライター(名古屋市)

桜の時期も終わり、連日気温の高い日が続いていますね。まだ4月ですが、もう初夏の様相です。そんなこの時期ですが、個人的にとても楽しみにしていることがあります。

それは、初夏の緑地や低山をハイキングすることです。名古屋市内には、手軽に自然に触れられる緑地が点在しており、ふと歩くだけで癒されることができます。

こんなに美しい自然が名古屋市内にあったのか!?という驚きとともに、清々しい時間を楽しめる初夏のシーズン。今回はオススメの緑地や低山をご紹介します。

お子さんでもチャレンジできる簡単な内容なので、ぜひ家族揃ってハイキングに出かけてみてくださいね。

猪高緑地

都会のイメージが強い名古屋の中でも、里山の原風景が残り、美しい自然を堪能できる「猪高緑地(いたかりょくち)」。棚田や湿地など、名古屋に本来根付いている自然の豊かさを感じられるスポットです。

変化に富んだ遊歩道が整備され、短時間で気持ちの良いハイキングを楽しめます。

オススメは、名古屋で2番目に高い「親鸞山(しんらんさん、標高111.6m)」を目指すルート。生命力溢れるナラの原生林が美しいです。途中には、木曽の名峰「御嶽山(おんたけさん、標高3,067m)」を望む展望台も!

また展望台の正面には、愛知県の名山・猿投山(さなげやま)を背景として、日進・長久手の町を一望。緑と青のコントラストがとても爽快です。

<猪高緑地>
住所:愛知県名古屋市名東区猪高町
電話番号:052-703-1300
アクセス:名古屋ICから車で約5分(緑地西側の駐車場に止めましょう)
※駐車場は9時~16時45分まで

相生山緑地

住宅街が築かれるなかでも、昔ながらの里山を守っている「相生山緑地」。たくさんの野草を育み、野鳥が生息する、まさに"都会のオアシス"と言える場所です。

緑地全体に遊歩道が整備され、気持ちの良いハイキングを楽しむことが可能です。緑の美しさは名古屋屈指で、まるで絵画のような樹林のトンネルが広がります。

都会の真ん中にあるのが嘘みたいに人工音は皆無。ひたすらに鳥のさえずりや、木々の葉音が聞こえてきます。足元に目を向ければ、可愛らしいお花が見つかることも。

何度訪れても発見があり、静かな自然に癒される名古屋イチオシのハイキングスポットです。野鳥を観察したい方は双眼鏡や、カメラの望遠レンズをお忘れなく。

<相生山緑地>
住所:愛知県名古屋市天白区天白町大字野並上新田
アクセス:地下鉄相生山駅から徒歩10分

東谷山

名古屋市最高峰「東谷山(とうごくさん、標高198.4m)」。麓の東谷山フルーツパークをはじめとして、いくつかの登山道が整備されています。

2010年には、ニホンカモシカの生存も確認されたほど、豊かで美しい自然が広がっているのが特徴です。

また登山の道中には、志段味(しだみ)古墳群という、尾張地区の首長のお墓が築かれており、歴史探訪的な楽しみもあります。自然と歴史が交わる場所というだけで、心惹かれるのは私だけでしょうか。

山頂には3階建ての「東谷山展望台」が設けられています。一番上までのぼれば、春日井方面を一望する180度のパノラマが展開!遠く名古屋も望み、登山の情緒を味わえる市内随一のスポットです。

<東谷山>
住所:愛知県名古屋市守山区 瀬戸市十軒町944
アクセス:
【東谷山フルーツパークまで】
春日井市街から車で約15分、名古屋市営地下鉄 藤が丘駅「藤が丘」発「東谷山フルーツパーク」行き終点下車徒歩13分
【東谷山山頂まで】
登山口→(約10分)→南社古墳→(約10分)→中社古墳→(約5分)→山頂

いかがでしたでしょうか。名古屋の春から夏への移り変わりは早く、6月になるとあっという間に夏日になっていきます。ぜひ涼しい間に、名古屋の緑を楽しむハイキングを計画してみてくださいね。

愛知深掘りライター(名古屋市)

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、愛知へUターンをして、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。美味しい地元グルメを探しながら、名古屋市内の色彩豊かな自然を愛でるのがルーチン。 ※12月18日からLINEにて土庄雄平「名古屋深掘りチャンネル」配信スタート!毎週月曜日の10時にお届けします。名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。ぜひ登録してくださいね♪(記事内のリンクは、Yahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。)

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