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【名古屋市】全く違う世界観を見せる。地元ライターイチオシの「名古屋の神社」3選

土庄雄平愛知深掘りライター(名古屋市)

それほど歴史のイメージが強くない名古屋ですが、実はマニアックな名所がたくさん存在します。その代表例が、市内に点在するユニークな神社でしょう。

今回はディープですが、筆者オススメの「名古屋の神社」をご紹介!

マスコットで埋め尽くされる神社や、野鳥の声が響く鎮守の森を育む神社、古墳の上に築かれた八幡宮など、「市内にこんな場所があったのか!?」という発見に溢れています。

上野天満宮(千種区)

千種区赤坂町に位置する「上野天満宮」。 平安時代に安倍晴明が当地を訪ねた時、菅原道真の御神霊を祀ったのが起源と言われています。無病息災・各種試験への合格祈願に御利益があるとされ、"名古屋天神"の名称で親しまれています。

由緒正しい神社ですが、実は境内がとてもユニークだと話題!なんと、境内の至るところに道真さんのマスコット人形が置かれています。赤・黄・緑ととても鮮やかです。撫牛が身動きを取れないほど道真さんに囲われている風景には、思わず笑顔になってしまいますね。

しかしながら朱色が目を引く立派な社殿も構えており、厳かさもあります。学業のご利益が大きいとされる神社なので、ぜひ学生の方は一度参拝してみてはいかがでしょうか。

<上野天満宮>
住所:愛知県名古屋市千種区赤坂町4丁目89
参拝時間:9時00分~17時00分
電話番号:0527-11-6610
アクセス:地下鉄名城線・茶屋ヶ坂駅から徒歩10分

針名神社(天白区)

平安時代に創建された由緒正しい神社で、境内地は約1万2,000坪を有し、名古屋市内でも有数の規模を誇っている「針名(はりな)神社」。現社殿・社務所・手水舎等は、昭和天皇即位五十年の奉祝記念事業として竣工されており、とても立派な景観を有しています。

住宅街やビルが多い名古屋市街に、これほど"神秘的な鎮守の森"があることに驚きです。自然豊かな森には、たくさんの野鳥が住み着いており、野鳥マニアの撮影スポットとしても密かに知られています。

筆者イチオシの場所は、南側の参道です。鬱蒼とした階段から、太陽に照らされる鳥居。まるで別世界への入口となっているような、ミステリアスな雰囲気を醸し出しています。

<針名神社>
住所:愛知県名古屋市天白区天白町大字平針大根ケ越175
時間:午前9時~午後4時(社務所)
電話番号:052-803-6174
アクセス:植田ICから車で約10分弱(駐車場有)

植田八幡宮(天白区)

地下鉄鶴舞線・植田駅からすぐ近くの場所にある「植田八幡宮」。室町時代に有力な武士団・横地一族が築いた八幡社です。近現代の修繕を受けて、植田の氏神さまとして大切に守られています。

そんなこの八幡宮。実は、約1,500年前の古墳時代中期(紀元5世紀頃)の古墳の上に築かれており、名古屋の歴史を残す稀有なスポットとして知られています。しかも、その墳形は前方後円墳

今では社の後方部にわずかに墳形をとどめている程度ですが、社殿の大きさから考えると、かなりの規模と推測されます。名古屋市内にはいくつか大型古墳や古墳群が存在するので、古代の名古屋の勢力図を頭の中に思い描くだけでも、なんだか面白いですね。

<植田八幡宮>
住所:愛知県名古屋市天白区植田西3丁目605
電話番号:052-808-3818
アクセス:地下鉄鶴舞線・植田駅から徒歩約5分

マニアックな名所の多い名古屋。神社はその筆頭ジャンルの一つだと思っています。ぜひ気になった神社を訪ねてみてくださいね!

愛知深掘りライター(名古屋市)

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、愛知へUターンをして、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。美味しい地元グルメを探しながら、名古屋市内の色彩豊かな自然を愛でるのがルーチン。 ※12月18日からLINEにて土庄雄平「名古屋深掘りチャンネル」配信スタート!毎週月曜日の10時にお届けします。名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。ぜひ登録してくださいね♪(記事内のリンクは、Yahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。)

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