鳥居式らーめん塾や、名古屋の有名店・一陽軒さんで修行された店主さんの手がける「らぁ麺 蒼空」さん。

地下鉄鶴舞線・原駅から近い、天白橋の西側にある隠れ家のようなお店では、煮干しを生かした絶妙な一杯をいただけると、麺好きの間で人気を博しています。

そんな「らぁ麺 蒼空」さんですが、先日訪れた時、秋季限定の「秋刀魚節香る醤油そば」が登場していたので、レビューしたいと思います。

それがこちらです。スタンダードな淡麗系ラーメン「平子中華そば」と似た見た目の一杯ですが、着丼して感じられるのは、確かな秋刀魚節の香り。サンマの風味がしっかり漂ってきて、いただく前から、上品な香りを楽しめます。

トッピングは数種類のチャーシューに、大きなワンタン、メンマに三つ葉、海苔など。デフォルトでこの充実度はさすがです！

フワッとしたワンタンには肉団子が包まれており、ラーメンを食べ進める中で絶妙なアクセントに。個性豊かなトッピングは、一杯の満足度をさらに高めてくれますね。

それではスープからいただきます。透き通った淡麗系のスープが特徴で、豊かな魚介の旨味と一緒に、かえしの醤油の甘さも感じられます。

インパクトはそれほど強くないですが、口に運ぶたびに馴染んでいくような、優しい味わいが心地良いです。

そんなスープに合わさるのは、小麦の香りを楽しめる全粒粉の麺。ぱつッとした歯切れというより、滑らかな食感が特徴です。

スープを飲み干しても、身体に良いものを食べていると思えるラーメン。秋刀魚節とともに、繊細な出汁の味わいがたまりません。あっさり好きにはイチオシの一杯です。

そんな蒼空さんですが、最後に隠れ名物メニューをご紹介します。それは「チャーシューごはん」。こんもりと盛られた白ご飯の上に、チャーシューをまぶした丼です。

まるでチャーシューのふりかけのよう。しっかりとしたお肉の旨味と一緒にかきこむご飯がたまりません！

いかがでしたでしょうか。季節に合わせた限定メニューが楽しみな天白区の名店「らぁ麺 蒼空」さん。ぜひ一度足を運んでみてくださいね。