尾張徳川家の2代藩主・徳川光友が隠居した大曽根御屋敷跡に築造された「徳川園」。総面積2.3ヘクタールにも及ぶ池泉回遊式庭園で、周囲の自然を生かし、風光明媚な景観が守られています。

名古屋を代表する名園の一つですが、中でも美しいのが紅葉の季節です。一般的には11月中旬〜下旬に見られることの多い東海エリアの紅葉ですが、名古屋では12月中旬まで紅葉を鑑賞できるのがポイント。

晩秋の紅葉を愛でてきましたので、写真と一緒に振り返ってみたいと思います。

庭園の中心をなす龍泉湖と、2階建ての観仙楼のコラボレーション。湖畔に植えられたモミジが、太陽に照らされて宝石のように輝きます。

虎仙橋近くから観仙楼を見下ろすアングル。緑・黄色・赤・オレンジと色彩豊かな木々が、まるで絵画のような美しい風景を作り上げていました。

龍門の滝と紅葉の共演。しなやかな水流の音が、色彩豊かな森の中に染み渡っていくようです。

虎の尾から大曽根の瀧へ。深山幽谷を思わせる地形と渓流の先に、見事な紅葉の水鏡が広がります。

「ここが本当に名古屋!?」とさえ思う、秘境感たっぷりのオレンジに包まれる絶景に出会えました。

紅葉が映り込む龍泉湖を悠々自適に泳ぐカモさんたち。穏やかで風光明媚な庭園の情緒を楽しみます。

西湖堤から撮影した湖畔の紅葉。「どう風景を切り取るのか!?」考えて撮影するのも楽しいです。背景とオレンジ色の対比が絶妙で、思わず見入ってしまいました。

やはり食欲の秋なので、徳川園からも近い場所にお店を構える「地雷也」さんの天むすをお供に。

園内にはたくさんベンチがあり、自分の気に入った場所で、景色を楽しみながらいただくのが最高です。

いかがでしたでしょうか。もうそろそろ見頃を終える「徳川園」。名古屋の四季の美しさを象徴する素晴らしい景勝地なので、ぜひ皆様も訪れてみてください。

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