味噌煮込みうどんが食べたくなった時、よく足を運ばせていただいている「まことや天白」さん。

壇渓通にある「まことや」さんから暖簾分けした老舗の味噌煮込みうどん屋さんですが、2022年に2代目の三浦さんへ代替わりをして新たなスタートを切っています。

「まことや天白」さんが創業したのは、昭和61年。初代の大将は、壇渓通の「まことや」さんで修業をしたお弟子さんであり、天白区のこの地で独立しました。

コシが強いうどんと、出汁や椎茸の旨味、濃厚な豆味噌が組み合わさる一杯は、多くの味噌煮込みうどんファンに愛されています。

そんな「まことや天白」さんですが、2022年に大将の娘さんの旦那さんである三浦さんへ代替わりしました。三浦さんは某航空会社に在籍していた、バリバリのビジネスマン。海外駐在などもご経験されていらっしゃいます。

これまで職人気質の大将が営んできたお店ですが、三浦さんが加わったことで新たな風が吹いているそう。

SNSを整えたり、公式ホームページをリニューアル！来月にはメニュー表も変わるそうです。また牡蠣入り味噌煮込みや、もつ入り味噌煮込みなど、新たな看板メニュー候補となる一杯も登場しています。

一番大変だったと教えてくださったのは、大将がつくってきた味噌煮込みうどんの味をしっかり守りながらも、食材ひとつひとつの旨みを引き出すよう、スタッフと共に品質管理や仕込みのプロセス改善に取り組んだこと。

しかし実は、三浦さんに代替わりする前から、大将は自発的にマニュアルを作っていたそう。このおかげで三浦さんは、もともと知識や経験がない中でも、スムーズに引き継ぐことができ、いろんなチャレンジができているのだそうです。良いお話ですね！

将来的には、「海外の方に味噌煮込みを食べてもらいたい。」「名古屋ならではの味に感動してもらいたい！」と話す三浦さん。その想いにはかつて、海外駐在で影響を受けたご自身のバックグラウンドが大きく関わっています。

開発した新メニューを注文してくださる、お客さんの数も増えている今日この頃。この一杯を食べ終えたお客さんが「本当に美味しかった！」と満面の笑みでお帰りになる姿が、何より嬉しいとお話しいただきました。

まことや天白さんのお店に流れる温かさや人情味、そして大将の心が三浦さんにも引き継がれているのだなぁと、筆者も思わずほっこりとした気分になります。

日本酒と味噌煮込みうどんの相性の良さや、味噌煮込みうどんでUber Eatsを始めたこと、三浦さんも筆者も旅行業界と関わってきたため、楽しく意見交換をさせていただきました。

味噌煮込みうどん×Uber Eatsは意外でしたが、まこやさんの麺は時間が経つとモチモチになるので、独特の美味しさを楽しめるそうです。

これから自らのお店もそうですが、「味噌煮込みうどん自体を、より多くの人に知って食べてもらいたい！」と業界を広げて行きたいという気概を感じました。

何度でも足を運びたくなる居心地の良さや、提供していただく味噌煮込みうどんの美味しさはもちろんですが、進化をしていく姿勢にとても感銘を受けました。

いずれは歴史や伝統、ビジネスが織りなす町・伏見にお店を展開いただき、お昼に「まことや天白」さんの美味しい味噌煮込みうどんを、いつでも食べられるようになったら嬉しいです。※完全に個人的な願いです！笑

ということで今回は大好きな「まことや天白」さんをご紹介させていただきました。味噌煮込みうどん好きに方は、ぜひ足を運んでみてください。

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