春の名古屋といえば、桜と共演する名古屋城が有名ですが、少し足をのばせば、もう一つ桜とお城のコラボレーションを楽しめます。

その場所とは、愛知県を代表する観光名所である「国宝・犬山城」です。名古屋から犬山まで名鉄犬山線でつながっており、名古屋駅から片道約35分ほどでアクセス可能ることができます。意外と近いですよね！

犬山城は、室町時代の天文6年（1537）に織田信長の叔父・信康が築城した名城。奇跡的に戦火を免れ、天守は現存する日本最古のものとして知られています。

そんな名城ですが、木曽川を彩る桜並木との共演が素晴らしいです。

真っ青な空の下に、凛と佇む天守閣。そこへ仄かにピンク色のソメイヨシノが添えられます。

犬山城は、平城（平地に作られた城）と山城（山に作られた城）の中間にあたる、平山城という構造のお城。適度な高低差があることで、こうした桜との見事な共演を見せてくれるのです。

木曽川を挟むように、木曽川遊歩道が整備されています。犬山城に近いのは、南側の遊歩道ですが、北側もおすすめです。

こちらは犬山橋（ツイン・ブリッジ）を渡らなくてはいけないため、観光のお客さんも少なくゆったりしています。そして所々見応えのある桜を鑑賞することが可能です。

南側の遊歩道では天守閣が主役でしたが、北側は少し離れるため、桜が主役に。ダイナミックな桜の風景に加わる天守閣を眺められます。

青空のもとに優しく色づくソメイヨシノに心洗われるよう。ベンチに座り、お弁当をいただきながお花見を楽しむのが最高です。

望遠レンズを持参すれば、桜の窓の先に犬山城を撮影することも可能！国宝の名城と桜が織りなす春の絶景。

どこから眺めても美しいですが、カメラを覗きながら、自分好みの画角を探すのが楽しいです。

名古屋を起点にして、名古屋城と犬山城をはしごすれば、2大名城の日帰りお花見旅を楽しむことが可能です。ぜひお花見日和の清々しい日に計画してみてはいかがでしょうか？

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