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【名古屋市守山区】春に歩きたい名古屋市最高峰!ミステリアスな古墳と新緑を楽しむ「東谷山」登山レポート

土庄雄平愛知深掘りライター(名古屋市)

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今年は開花が遅かった桜も満開を終え、散り始めていますね。いよいよ見納めということで先日、守山区の「東谷山(とうごくさん)フルーツパーク」に足を運んできました!

東谷山フルーツパークは、薄紅色の花弁が特徴のヤエベニシダレザクラを中心として、約1,000本の桜が彩るお花見の名所として知られています。

奇跡的にも4月中旬でありながら、まだ桜が見られるという今シーズン。素晴らしかったのは、桜と新緑の共演です。

例年、桜が咲き始める頃には、まだ緑が薄いのですが、今年は色鮮やかな緑に包まれる山肌に、優しいピンクが映えていました。

見られるようで、なかなか見られない春のワンシーン。都会近くでも、四季折々の一期一会を楽しめるものですね!

そんな東谷山フルーツパークの散策ですが、併せて訪れたのが背後に佇む「東谷山(とうごくさん、標高198m)」です。ニホンカモシカの生息も確認されている貴重な里山であり、名古屋市最高峰の山でもあります。

名古屋近郊には、いわゆる低山(標高の低い山)が数多くありますが、ぜひ登りたいのが4月〜5月のシーズンです。

【理由】
・気温が上がりすぎず、まだ涼しい。
・色づきはじめの新緑の美しさは格別!
・標高の高い山はまだ残雪や緑のない山が多い。

それでは、東谷山フルーツパークから登り始めましょう。第一駐車場の傍に、ひっそり登山口がありますよ!

まず前半は、緑が心地よい道が続きますが、程なくして傾斜のある階段に!少し息が乱れますが、登りきると「南社古墳」へと到着します。

先ほどご紹介した通り、東谷山は名古屋でも一番高い場所。それゆえに古墳時代には、志段味古墳群という、尾張地区の首長のお墓が連綿と築かれました。

登山道の途中に「史跡境界」という標識が現れ、その区画がこんもり古墳となっていることが分かります。円筒埴輪の復元も忠実です。

自然と歴史が交わる場所。どこかミスタリアスな雰囲気を味わいつつ、遠い昔へ思いを馳せてしまいますね。

古墳を通過したら、少し下ったのち、キツい登り返しが現れます。なかなか傾斜があり、ずっと続く階段に心が折れそうですが(笑)、マイペースに一歩一歩進みましょう。

すると、また大きな古墳である「中社古墳」へ到着!こちらでは円筒埴輪とともに葺石も復元されています。家形埴輪の破片が見つかっており、大和政権とのつながりが垣間見られる前方後円墳です。

木々の間に差す木漏れ日が、まるでスポットライトのよう。古墳が放つ神秘的な趣を高めてくれます。ここまで来たらあと少し!26段の階段を越えたら山頂です。

山頂の目印は「尾張戸(おわりべ)神社」。名古屋城の鬼門の方角に鎮座し、江戸時代には尾張徳川家の尊崇を受け、かつては熱田神宮に次ぐ規模の神社として繁栄しました。

そんな尾張戸神社ですが、面白いのは社殿と古墳が一体化したようなロケーションがユニークです。

社殿造営のため、古墳の2段目(上段)は削平されていますが、古墳時代に尾張首長がこの地を治めた、神話に登場する世界観が今に残っています。

そんな尾張首長の気分に浸れるのが、3階建ての展望台です。一番上までのぼれば、春日井方面を一望する180度のパノラマが楽しめます。

春らしいパステルカラーの空と、色づきはじめの新緑の共演が素晴らしかったです!

また左手には、名古屋駅の高層ビル群も望めました。目の前の木々以外、遮るものがないことからも、東谷山がいかに名古屋で存在感のある山なのか分かりますね!

気温も上がりすぎずに爽快で、かつ絶景パノラマや歴史を楽しめる春の「東谷山」。麓のフルーツパークから約40分で往復できるのも魅力です。ぜひ涼しいうちにハイキングに出かけてみてはいかがでしょうか?

<東谷山>
住所:愛知県名古屋市守山区 瀬戸市十軒町944
アクセス:
【東谷山フルーツパークまで】
春日井市街から車で約15分、名古屋市営地下鉄 藤が丘駅「藤が丘」発「東谷山フルーツパーク」行き終点下車徒歩13分
【東谷山山頂まで
登山口→(約10分)→南社古墳→(約10分)→中社古墳→(約5分)→山頂

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愛知深掘りライター(名古屋市)

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、愛知へUターンをして、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。美味しい地元グルメを探しながら、名古屋市内の色彩豊かな自然を愛でるのがルーチン。 ※12月18日からLINEにて土庄雄平「名古屋深掘りチャンネル」配信スタート!毎週月曜日の10時にお届けします。名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。ぜひ登録してくださいね♪(記事内のリンクは、Yahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。)

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