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【北海道旭川市】鶏清湯と貝のうま味が凝縮された季節限定の冷たい中華そば

都良(TORA)地域情報発信ライター(旭川市)

札幌、函館と並び「北海道三大ラーメン」に数えられる旭川ラーメン。正確な数はわかりませんが、旭川市内には専門店や食堂などを合わせると、ラーメンを提供するお店が200軒以上もあるという超激戦区です。

旭川市民はことラーメンに関しては保守的で、旭川ラーメン以外の味を受け入れないところがあります。これまで、本州や札幌のチェーン店がいくつも出店しましたが、現在は1店も残っていないほど。その旭川で中華そばの看板を掲げ、人気店となったのが『中華そば富いち』です。

今回は『中華そば富いち』で季節限定の冷たい中華そばを提供しているということで取材してきました。

あえて旭川ラーメンとは違う味で勝負

中華そば富いち
中華そば富いち

『中華そば富いち』が創業したのは2019年4月。

店主の伊藤弘二さんは、それまで札幌で飲食店をやっていましたが、高齢となったお母さんと同居するために旭川に戻り『中華そば富いち』をオープンさせました。

ラーメンを作る店主の伊藤さん
ラーメンを作る店主の伊藤さん

なぜ中華そばを選んだのかを伺うと、「旭川ラーメンの味で勝負しても、他のお店に埋もれてしまう。

煮干し系の中華そばは、好き嫌いが分かれても一定の人が好きになってくれれば勝算がある」と考えたそうです。

『中華そば富いち』は、鶏清湯と煮干しのうま味が調和したダブルスープが味のベース。基本的には化学調味料に頼らず、自然のうま味を活かした中華そばが店主のこだわり。

季節限定・数量限定の「冷たい貝潮」ラーメン

店内の壁に貼られたメニュー
店内の壁に貼られたメニュー

今回、頂いたのは季節限定・数量限定の「冷たい貝潮」。7月末ぐらいまで提供予定とのこと。

出汁を取った煮干しを使った佃煮がサービスでそえられます
出汁を取った煮干しを使った佃煮がサービスでそえられます

「冷たい貝潮」は、あっさりとした鶏清湯スープに、アサリやホタテ、シジミの貝類を贅沢に使って旨みを加えています。

口の中に広がる貝のうまみ
口の中に広がる貝のうまみ

麺は、北海道産の「ハルユタカ」と「ユメチカラ」の2種類の小麦を100%使用した特注麺。麺にはコシがあり、小麦の香りをしっかりと感じます。

『中華そば富いち』では、スープを取った後の煮干しを佃煮にしたものが、サービスで添えられてきます。

煮干し好きな方は、この佃煮をスープに加えて追い煮干しで味わってみてはいかがでしょうか。

【店舗情報】
店舗名:中華そば富いち
所在地:北海道旭川市新富2条1丁目14-15
電話番号:0166-76-6114
営業時間:11:00~21:00
定休日:水曜日
ホームページ:https://tomiichi-asahikawa.jp/

地域情報発信ライター(旭川市)

北海道旭川市在住のフリーライター。得意なジャンルは、観光・グルメ・お酒・農業・アウトドアなど。生まれ育った旭川の美味しいもの、楽しいものなどを取材して、魅力を発信していきます。

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