先月のことですが、日本醬油工業の旭川工場直売店で特別なセール「味覚の秋しょうゆSALE」があるとInstagramで見たので行ってきました。

「日本醬油工業」は、昭和19（1944）年創業の老舗醤油メーカーです。

もともとは旭川に最初に入植した鈴木亀蔵が笠原喜助と喜八郎の兄弟と明治23（1890）年に興した笠原酒造店でしたが、第二次世界大戦末期に政府から酒造りよりも生活物資である醤油の醸造を行うように命じられて日本醬油工業となりました。

野田醤油（現キッコーマン）から醤油の醸造技術を伝授されたことから、「日本醬油工業」の醤油には、キッコーニホンのマークが付けられています。

現在、直売店として使用されている建物は、いつ建てられたのか正確にはわからないそうですが、100年以上は経っているそうです。

旭川工場では、現在主に醤油を使ったドレッシングやタレなどの商品を開発・製造しています。直売店の中には、道内各地のこだわり食材を使用した商品がたくさん並んでいて見るだけでも楽しくなります。

地元のフリーペーパーで紹介されたという「平田こうじ店味噌ポン酢」は、東川町で大正13年に創業した「平田こうじ店」と「日本醬油工業」のコラボ商品で、こしみそのコクと旨みにリンゴ酢のさっぱりとした酸味が特徴です。

直売店にいた社員の方からおすすめの食べ方を伺うと、断然しゃぶしゃぶのタレにして頂くのがおすすめとのこと。

今回は、「平田こうじ店味噌ポン酢」の他に、「醬油ミルク」と新商品の「醤油あいす」を購入。

道産のうずらの卵を使っているという「醤油あいす」は濃厚なミルクと卵の味わいを、醤油がさらに引き立てています。アイスクリームと醤油が合わさるとみたらし団子のような風味になりますね。今度はアイスクリーム専用の醤油も造ってくれないかな。