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【旭川市】骨まで柔らかいにしんの甘露煮がのった北海道の郷土料理「にしんそば」

都良(TORA)地域情報発信ライター(旭川市)

江戸時代から明治時代にかけて、北海道の日本海沿岸ではにしん漁が盛んに行われていました。明治30(1897)年には、最高の漁獲量97万9984トンを記録します。その後、次第に採れなくなり昭和30年代に入ると最盛期の1%にも満たないほど漁獲量は激減し、にしんは幻の魚といわれるようになりました。

しかし、最近になってにしんの水揚げが徐々に増えてきているそうです。そこで北海道では消費拡大を目指して、にしんを使ったメニューの提供を行うフェアなどを開催しています。

この日、ランチで伺ったのは通称動物園通り、豊岡13条4丁目にある『そば処まる八そば』です。

以前は、1条通25丁目の旭川中央警察署の向かい側にありましたが、2015年に現在の場所に移転してきました。

この建物、『そば処まる八そば』の前にはラーメン店や洋食レストランとして使われていました。実は、筆者が二十歳ぐらいの時、ここにあった洋食レストランで働いていたことがあります。建物の中は改装されて当時とは変わっていますが、筆者にとって思い出深い場所です。

先日、にしん漁のニュースをテレビで観て、しばらくぶりににしんが食べたいと思っていたところ。メニューを見ると「にしんそば」がありました。

「にしんそば」は、にしんを甘露煮にし、そばにのせた北海道の郷土料理です。

もともとは京都が発祥と言われていますが、かつてにしん漁が盛んだった北海道では、各地でにしんそばが食べられています。

そばにのった甘露煮は、にしんを干物にした身欠きにしんを、しっかりと煮込んでいるので、骨まで柔らかくなっていて、にしんの小骨が全く気になりません。

甘露煮の味が染み出して、ほんのり甘くなったつゆが美味しいんですよね。

にしんを使った新しいレシピもいいですが、にしんそばやにしん漬け、昆布巻きなど、昔ながらのにしん料理も食べて消費拡大に貢献したいですよね。

『そば処まる八そば』といえば、無料サービスのいなりずし。小食の筆者ですが、大好物のいなりずしは絶対に頂きます。

他のお店でいなりずしを注文したら200円はするでしょうね。これを考えたら、『そば処まる八そば』はかなりリーズナブルなおそばやさんです。

【店舗情報】
店舗名:そば処まる八そば
所在地:北海道旭川市豊岡13条4丁目5-15
電話番号:0166-32-0808
営業時間:11:00~19:00
定休日:金曜日

地域情報発信ライター(旭川市)

北海道旭川市在住のフリーライター。得意なジャンルは、観光・グルメ・お酒・農業・アウトドアなど。生まれ育った旭川の美味しいもの、楽しいものなどを取材して、魅力を発信していきます。

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