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《沼津》コッペパンの皮が絶品!創業100年のレンガ窯、冨士家製パン所

とらべるじゃーな!穴場ずらし旅、愛好家

関東圏のエモ静ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!(記事一覧twitterInstagram)です。

今回は、地元の方の紹介で、沼津市の冨士家製パンを訪ねました!(Yahoo!地図

私の地元である沼津のおすすめの店は冨士家製パン所です。昔ながらのレンガの窯でパンを焼いていることがお店の特徴です。(地元の方)

沼津駅から約7分の、黒瀬バス停へ(Yahoo!地図)。右斜めにUターンするように脇道を入ります。横切る内膳堀通りの「内善堀」とは、沼津の稲作を支えた、用水のことです。

こちらも用水の支流のよう。沼津の象徴であり、花火大会の会場でもある、狩野川(かのがわ)から水を引いています。

狩野川は、南下する川が多い、伊豆半島を北上する不思議な川として、ブラタモリ天城越え編(とらべるじゃーな!)で紹介されました。

懐かしい雰囲気の店内!

約100年前から使っているレンガの窯! レンガの内側は、江戸城の建設にも使われた伊豆石で、現在では貴重になっています。

こちらは、食パンの型。食パンの一部はいまでもレンガの窯で焼いているとのこと。

薪を燃やし下に灰が落ちる仕組みですが、現在は、重油を燃やし高火力となっているそうです。

戦利品の数々! 右下のピーナッツクリームのコッペパンが人気商品です。

学校の給食にこのお店のパンが出てきます。特におすすめのパンはコッペパンで、大きさも申し分なく食感もふわふわしていてとても美味しいです。(地元の方)

筆者のおすすめは、ハムマヨネーズのパン。家庭的な、昔の味で、マヨネーズの量がぜいたく。お店は改装しましたが、冨士家製パンの袋は昔のままで、これも人気の秘密です。

ピーナッツクリームのコッペパンは、皮が硬めで、評判通りの味! ピーナッツクリームは、昔ながらですが、ピーナッツの粒が入っています。

カレーパンは、揚げないタイプ。通常の油たっぷりのカレーパンとは、少し異なります。

カレーパンの中身は、ザ・カレーペーストという食感で、最近は余り見かけないもの。昭和のレシピでそのまま作っている、平成ジャンプなお店です。

栗のパンは、余計な工夫のない、ザ栗ペースト。甘さもしっかりあり、昭和の子どもたちが、競って食べた味かも知れません。沼津で約100年(※)続く、レトロなパン屋さんです。

※正確な創業年は不明ですが、昭和初期という記録が残っています。

何年も前からあり知る人ぞ知ると言うようなお店で、近所にも親しまれています。お店の人の人柄の良さから色々な人に愛されているお店です。(地元の方)

沼津駅は、漁港以外さほど混雑せず、エモ静ずらし旅におすすめです。【沼津駅徒歩圏内】ご当地B級グルメを全部のせ!|沼津ぎょうざからラーメンまで(とらべるじゃーな!)もぜひご覧ください。

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穴場ずらし旅、愛好家

関東周辺の穴場★ずらし旅スポットを紹介。日本テレビに旅の専門家として出演(2023年4月)。Yahoo!ニュースエキスパート公式旅行ライター(2023年7月企画賞)。JTB運営・地理旅行検定取得済み。東京都在住、旅行歴500泊以上。

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