ブラタモリ吉祥寺編、3回も放送された魅力はどこに?
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先日、ブラタモリ吉祥寺編が再放送されました。これで、再放送は2021年12月に次ぐ、異例の2度目。この回の人気の理由の1つが、斜めの道です。
吉祥寺駅周辺は、どこを歩いても斜めの道が目立ちます。駅周辺だけは、JRの線路に沿った道がありますが、商店街は斜めです。
クルマで吉祥寺駅周辺を通っても、線路を斜めにくぐる印象があります。あるいは、線路が斜めに敷かれている印象を持つ方も多いはず。
これは、歴史的に、道路が先にあり、鉄道が後に敷かれた名残りだったのです。
吉祥寺駅の北側を走る、五日市街道です。吉祥寺に遊びに来た人は、ここまで歩いてくることは少なく、少し落ち着きのある場所です。
タモリさんは、五日市街道を北西へ進み、成蹊大学を過ぎ、路地である扶桑通り(一方通行)へ入ります。吉祥寺駅から徒歩で約20分。
扶桑通りへ入ると、3つ4つと交差点を過ぎますが、まだまだ通りは続きます。江戸時代には、「1軒の家」の奥行だったのです!
歩くこと約15分。セブンイレブンがあり、用水(千川上水)にぶつかると、ようやく1軒の家の敷地は終わり。
江戸時代、何もなかったものの水の便が良かったこの場所。現在の水道橋駅付近にあった門前町(お寺を中心とした町)の住民が、火災に遭い移り住んできたことが、吉祥寺の始まりでした。
※このとき、お寺(吉祥寺)だけは駒込に引っ越し、住民はお寺から離れることになりました。
幕府は、農業を営みやすいように、奥行きが非常に長い土地を与え、同時に江戸に新鮮な野菜を供給する場所ともなりました。
いまでも、農家の直売所が残っています(日曜定休)。すぐそばには、千川用水がゆっくりと流れています。
ブラタモリでは、水をテーマに、吉祥寺の歴史を探りました。農家までは、吉祥寺駅北口から徒歩35分の散歩コースです。このほか、井の頭公園の南側の、玉川上水も紹介されましたが、地元の人のみが訪ねる、静かな場所です。
【ブラタモリ吉祥寺】ロケ地|タモリさんが歴史や地形を探る#94(とらべるじゃーな!)
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