ブラタモリで注目 消えた要塞・山科本願寺はどう行くの?
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ブラタモリ京都・山科編では、焼き討ちに遭い焼失してしまった、山科本願寺の巨大な土塁や、堀の跡が紹介されました。山科本願寺の遺構にはどのように行けばいいのでしょうか?
幻の山科本願寺への旅は、地下鉄東野駅からスタート。JR山科駅から、わずか1駅です。
まずは、史跡山科本願寺跡公園へ。発掘調査で見つかった堂舎内の風呂跡などがわかるよう広場が整備され、土塁跡(舗装済み)もあります。
おすすめルート 東野駅(徒歩9分)史跡山科本願寺跡公園(徒歩6分)山科中央公園《山科本願寺土塁跡》(徒歩2分)蓮如上人御廟所(徒歩4分)蓮如上人像《長福寺境内》(徒歩13分)山科本願寺南殿土塁跡・南殿跡(徒歩10分)東野駅
※時間がない場合、蓮如上人像までとします。
つづいて、徒歩6分で山科中央公園へ。シニアのゲートボール場としてもおなじみのよう。まずは、大きく広がる木立を目指します。
土塁に登ることができます。東西800メートル、南北1キロメートル、甲子園球場20個分に及んだ山科本願寺を守った壮大な土の壁が、この土塁です。
土塁のそばには、巨大な堀の跡! まるで一大城郭です。そのことを知ってか知らずか、園児たちが元気に遊んでいました。
徒歩すぐの蓮如上人御廟所も、訪ねてみましょう。壮大な山科本願寺を建立したのが、蓮如上人(れんにょしょうにん)です。
※近くに蓮如上人御塚道 道標、蓮如上人銅像跡もありますので、興味に応じて。
蓮如上人像は、山科本願寺の敷地を少し外れますが、その大きさが印象的です。
地図を見ると、山科本願寺は、山科川に守られた場所だったように感じます。さらに山科全体を、山々が囲み、まさに要衝(ようしょう)の地です。
山科本願寺は、壮大な土塁と堀を築き寺内町を形成しましたが、当時京都を支配していた守護大名・六角氏と、本願寺のライバルだった法華宗などのタッグ、推定3~4万の軍勢に四方を囲まれ焼失してしまいます。
蓮如上人像
蓮如上人像を置く長福寺を出て、住宅地を13分ほど歩き、山科本願寺南殿土塁跡へ。
※興味があれば、蓮如上人 御指図の井へ立ち寄ることもできます。
山科本願寺南殿土塁跡です! こちらは訪ねる人もほとんどなく、まさに夢の跡という風情があります。
草木が、風にそよぐ音だけが聞こえます。木立の左手が南殿跡です。
ブラタモリ山科編のロケ地の全容は、下のページが便利です。
【ブラタモリ京都山科】タモリさんが要衝・山科を探る|ロケ地と再放送#234(とらべるじゃーな!)