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インスタ映え 色鉛筆が青空に生える穴場の場所とは?

とらべるじゃーな!穴場ずらし旅、愛好家

関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!(記事一覧)です。

夏にぜひ訪ねたい、色鉛筆が青空に生える穴場の場所をご存じでしょうか? 上越新幹線の越後湯沢駅から、ローカル私鉄のほくほく線で約45分、まつだい駅(新潟県十日町市)で降り、徒歩5分で色鉛筆アートに到着します。

棚田や城跡の地形を生かした芸術作品ですが、子どもや若者も含め、誰でも楽しめる場所ですので家族やグループでもOK。同時にやや穴場であり、ひとり旅も目立ちます。

越後湯沢駅(または六日町駅)で、ローカル私鉄のほくほく線に乗り換え、まつだい駅に向かいます。

途中の魚沼丘陵駅は、降りる人のほとんどいない小さな駅ですが、まるで水墨画のような山々と田んぼの景色に、心を打たれるはずです。

越後湯沢駅から先は未知の世界 穴場ずらし旅(このページの最後にもリンクを設定します)

ほくほく線のまつだい駅は、山間部の狭い土地に展開する小さな城下町にある駅です。

駅の南側には、棚田を望む展望台(農舞台)など、観光向けの施設があります。

まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」
10:00~17:00、定休日火、水(棚田を望むランチ案内はこちら
定休日や時間外でも、屋外に広がる芸術施設の見学が可能。一部芸術作品や松代城展望台は有料。

農舞台を横切り、松代城跡のある低山へ向かいます。早くも芸術作品がお出迎え。

分かりやすい現代芸術が多く、子どもや芸術にあまり関心のない方でも楽しめます。

城盗橋から色鉛筆アートまではすぐ!

城盗り橋なる、物騒な名前の橋を渡り、松代城跡の低山へ向かいます。

なお、炎天下となる場所が多く、帽子や日傘、日焼け止め、水分をご準備ください。

まつだい駅から緩やかな坂をわずか5分。まれにメンテナンスのためない時期があるのですが、2023年7月現在、色鉛筆アートは健在です!

まつだいは、大地の芸術祭の開催で知る人ぞ知る場所。数年に1度の開催であり、2023年は開催がない年ですが、屋外の芸術作品は、大半がそのまま展示されています。

色鉛筆アートに到着! 青空に映える色とりどりの鉛筆が見事です。

すぐ下まで入ることができます!

色鉛筆アートの前後にも、芸術作品が盛りだくさん

色鉛筆アートを過ぎると棚田の景色が開けます。棚田も、芸術作品の一部となっています。

木立ちに分け入った場所にも作品! よく見ると、アルファベットで文字が書かれています。

松代城跡の低山の斜面には、8の字型のイメージで道が敷かれています。色鉛筆アートまでは、駅からわずか5分。ここまでご紹介した8の字の中心までは、約10分です。

8の字の中心から先は、芸術作品の数が減りますので、松代城跡にさほど関心がなければ、8の字の下半分を回る、往復約20分のコースでも十分楽しめます。色鉛筆アートだけなら、往復10分という手軽さです。

穴場ずらし旅におすすめの場所ですが、その価値に比べ、徒歩時間や混雑度が圧倒的に少ない、高コスパの観光地です。今回は夏休み期間の平日でしたが、誰にも会いませんでした。

後半戦、松代城跡の絶景を目指そう!

8の字の中心を過ぎ、松代城跡を目指します。数は減りますが、印象的な芸術作品があります。

写真は人生の縮図、苦難の連続を表現しているように見えましたが、小学校高学年くらいなら、狙いが分かる親しみやすい作品です。

途中、美しい池があります。

松代城跡が見えてきました。芸術作品も写っています。

最後の登り。

なお、農舞台の営業日には、この手前まで送迎バスの設定もあります。送迎バスに乗ると、登りは約10分。徒歩でも、駅から城跡まで約30分です。

松代城跡に到着!

松代城跡に到着!

城主が見た絶景です。

農舞台営業日には、料金がかかりますが、天守閣に登ることもできるようです。

改めてマップを掲載。首都圏から日帰り可能で、駅から30分でこの大自然と、この内容とは恐れ入ります。まさに穴場ずらし旅です。

今年は芸術祭の開催がないため、夏休み期間でも平日なら狙い目です!

越後湯沢駅から先は未知の世界 穴場ずらし旅(ほくほく線で途中下車できる秘境駅です)

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夏の旅行 自分だけの「混まない穴場」を探す方法(Yahoo!企画賞入賞記事)

穴場ずらし旅、愛好家

関東周辺の穴場★ずらし旅スポットを紹介。日本テレビに旅の専門家として出演(2023年4月)。Yahoo!ニュースエキスパート公式旅行ライター(2023年7月企画賞)。JTB運営・地理旅行検定取得済み。東京都在住、旅行歴500泊以上。

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