大混雑東京駅で入手しやすい 年末やお正月らしい「通好み」駅弁3選|旅のプロ選定
関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。
お盆の東京駅の大混雑が始まりました。人気の高い駅弁屋 祭も大混雑。選んで清算を済ますだけでも、10~15分程度が見込まれます。また人気ゆえ、特に午後には欠品が目立ちます。
今回は、比較的入手しやすく、年末やお正月らしい「通好み」の駅弁を3つご紹介します。
※年末年始の入荷は確認済みですが、品切れの場合はご容赦ください。
おとなの焼き鯖寿し(1380円)=午前が狙い目=
東京駅の駅弁屋 祭の駅弁のなかでも、屈指の完成度が、福井のおとなの焼き鯖寿し(1380円)。サイズ感が良く複数個が重ねやすく、荷物が多い時にも運びやすいです。
福井からトラック輸送で朝に入荷。筆者の経験から、「具材が1種類」の寿司系は飛ぶように売れることは少なく、比較的狙い目となります。
開けると焼き鯖がぎっしり! 寿司系は分量が控えめのことが多いですが、おとなの焼き鯖寿しは、きっちり1食分といえるボリュームです。
※以前よりワサビの量が減り、食べやすくなりました。
鯖は焼きが良くふっくら。魚自体の質も良く、さすが福井の駅弁屋さんと言えるもの。
寿司屋で出てきても、まったく気づかない完成度です。製造元の番匠は、福井城の台所番頭に指名された時代もあったほどです。
午前中に東京駅を通過した場合に狙いたい、豪華さのあるお弁当です。
直江津駅の赤い重箱の駅弁(1400円)=午後13時過ぎに入荷=
駅構内の混雑がピークとなり、欠品が目立つ午後にも比較的入手しやすい駅弁が、直江津駅の赤い重箱の駅弁。にしんめし、鱈(たら)めし、さけめしは、いずれも1400円です。
酒のつまみを兼ねるならにしん。子どもも含め万人受けする味ならさけめしです。
3種類ともJR東日本の駅弁コンテストで、上位を獲得した実力派です。しかし、ややコンパクトな容器で1400円という設定からか、手に取る人は意外に少な目。
駅弁通にとっては「混雑時においしいものを手に入れたい」ときに手に入りやすい、大変便利なお弁当です。
直江津駅は、やや知名度が落ちましたが、かつては在来線特急が毎時間駆け抜けた歴史ある日本海沿いの駅。
江戸から明治にかけ、魚介などを運んだ北前船の寄港地としても知られます。
この駅弁は、朝9時頃製造のできたてを北陸新幹線で運ぶため、東京駅に13時すぎにしか入荷しません。そのため午前のピークに売り切れることがなく、午後に手に入りやすい逸品となります。
高級感がある丈夫な漆塗り風のケースは、お正月には、重箱に早変わり!
100円おせちが一瞬で豪華に!1~2名や来客に重宝する駅弁重箱
にしんみがき弁当(1000円)
通好みかつ年末やお正月にふさわしい駅弁の3つ目は、函館のにしんみがき(鰊身欠き)弁当です。北海道・東北新幹線で運ぶため、12時半過ぎ頃からの発売です。
箱のサイズは少し小さめですが、にしんが標準3切れ、数の子が標準4切れも入っています! 年末年始に高騰する数の子4つは、お買い得感と豪華さを兼ね備えます。
数の子は、身が締まった仕上がり。
にしんも数の子も苦味があり、ご飯の量も控え目で大人向き。コメは北海道産で、水や炊き方に優れています。
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