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２月１日、豊洲市場に温泉や飲食の総合施設「千客万来」がオープンしました。

千客万来とは？

豊洲市場にはすでに多数の飲食店がありますが、都が運営の「市場」であり、お昼過ぎには閉店し以降は閑散としていました。

そこにオープンしたのが、千客万来。奥の「万葉倶楽部」とあるビルは温泉施設塔です。

手前の千客万来の１階は、各店が独立した路面店で、落ち着きや感染対策を重視する方向け。

店舗あたりの面積が大きく、テナント料は高いはず。よって、やや高級なお店や、回転の早いラーメン店が目立ちます。

こちらは１階に見えますが、実は２階。太鼓などが披露される広場と直結し、活気があり、築地場外の路地のような雰囲気を、見事に再現しています。

テイクアウトも多いエリアですが、各店舗は裏側にイートインのエリアを持っており、そこへは屋内からもたどり着ける独自の設計です。

なお、駅に近い方は恐らくテナント料が高く、立ち食い・立ち飲みや狭小な店もありますが、肩を寄せ合うような活気があります。

３階は屋内のみとなり、お店ごとの仕切りがないフードコート形式です。

しかし、横長の入り組んだデザインで、ショッピングモールのフードコートのような安っぽい感じはしません。

なお、バイキングや中華そば店、うに丼店など、一部は独立した店舗となっています。

7000円近い海鮮丼を尻目におすすめは？

千客万来に7000円近い海鮮丼や１万円超のうに丼があったと、SNSで話題になりましたが、おそらくインバウンドのお金持ちがターゲットのもの。そもそも豊洲市場では、3000円前後が予算の目安です。

写真のポキボウルカナロアは、江戸時代の横丁を再現した千客万来ではやや異色な存在で、オープン初日は正直なところ閑古鳥でした。しかし、2000円前後のハイコスパなメニューがあります。

写真は、税込2200円の「マグロのご馳走ポキ丼」です。スープ付き。相場3000円の豊洲市場にあっては格安です。

千客万来はテナント料が高いと想像しますが、漬けマグロに端材（刺身の切れ端）を使うなどの工夫で、素材の質を一切落とさずクリアしています。

イクラは中粒で量も十分。

その下にあるネギトロは、混ぜ物で手抜きをしやすい食材ですが、正真正銘のマグロ。同様に、素材に手抜きがしやすいマグロの漬けも、新鮮なものを使っていました。

奥はミナミマグロ。本マグロより知名度は低いですが味は双璧と言われ、脂が乗った中トロが３枚も乗っていました。

特に推したいのは、もっちりと炊かれ、独自のタレがしみ込んだご飯。豊洲で最も店舗数が多い「つきぢ神楽寿司」名物赤酢のシャリと双璧の完成度で、ご飯だけでも食が進みます。卵の黄身の量も絶妙で、驚きました。

特に並びそうな人気店は？

さて、千客万来の初日（平日）は、豊洲市場本体の開業日に比べれば、混雑は控えめ。一部テイクアウトやバイキングを除き、ほとんど行列なく楽しむことができました。

13時台に筆者が目視計測した結果、テイクアウトを除き10名以上の行列ができたお店（10～20分待ち程度と予想）は以下の通りです。

※行列人数は目視のため、誤差や時間のずれがありますのでご了承ください。また、テイクアウトとイートインの列の見分けが難しい店もありました。

注目度の高い開業日としては、やや行列が少なかった印象ですが、土曜日は列がかなり伸びるはずです。３階のフードコートでは、テーブル不足が確実ですので、12～13時台は避けた方が無難です。日曜・祝日は原則として豊洲市場本体が休業のためかなり激しい混雑が予想されます。

千客万来の実際の行列人数は、下のページにデータがあります。

【豊洲 千客万来のランチ】混雑・行列完全データとおすすめ店！（とらべるじゃーな！）

豊洲市場本体では、千客万来の影響を受け、行列店の列が明らかに短くなり、しばらく狙い目となります。千客万来は食べ歩きやデザート、イベント（太鼓など）で楽しみ、ランチは余裕のある本体に回る手もあります。

【豊洲市場のランチ】混雑・行列完全データとおすすめ店！（とらべるじゃーな！）

ブラタモリのロケ地です。

【ブラタモリ豊洲・全ロケ地】石炭の港から海鮮の町へ大変身#121（とらべるじゃーな！）