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ブラタモリロスに負けず、今後も存分に楽しむ方法|X、ブログから地図活用のセルフブラタモリまで

とらべるじゃーな!穴場ずらし旅、愛好家

関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。

残念ですがNHK番組ブラタモリの終了が発表されました。特番としての可能性はあるようですが、レギュラー番組としては、3月限りとなります。

しかし、いつまで悲しんでいる訳にはいきません。今回はブラタモリロスに負けずに、今後もブラタモリを楽しむ方法を、500泊以上の旅の専門家がお伝えします。

ブラタモリロケ地を記録したブログ媒体

まず、過去回を振り返ったり、ロケ地を訪ねたりしたい場合には、下のページが活用できます。

【完全版】ブラタモリ 過去放送の一覧リスト(とらべるじゃーな!)

旅費の関係から、綿密な後追い取材は広域関東圏と京都府に限られ、まだまだ改善の余地はありますが、第1回の長崎編から、いつでもブラタモリを振り返ることができます。

ブラタモリ専門のX(旧ツイッター)アカウント

また下のX(旧ツイッター)のアカウントでは、番組終了後も土曜7時半に、過去のブラタモリの情報を発信します。ぜひフォローをしてみてください。

セルフブラタモリにも挑戦しよう

上記で紹介のブログやXアカウントのほか、今後放送予定の奈良・正倉院まで262の訪問地のうち、76か所(約29%)は書籍化もされています(Yahoo!ショッピング)。お目当てのエリアの本が出ているかは、下のブログでも確認できます。

【完全版】ブラタモリ 過去放送の一覧リスト(とらべるじゃーな!)

セルフブラタモリ初心者の方は、まずはブログ記事や書籍を頼りに、過去のロケ地を回ってみましょう。 

乗換案内は、無料のYahoo!路線情報が定番ですが、経由地が特殊な場合や滞在時間も設定したい場合、筆者はNAVITIME(有料版)を使用しています。

ブラタモリロケ地は不便な場所も多いですが、バス路線をうまく利用するのがコツ。鎌倉では、駅前にあるレンタサイクルも便利です。

ロケ地巡りに慣れてきたら、次はセルフブラタモリへ。行き場所は、興味に応じて調べてみてもよいですし、仕事や通学などのついでにふと降り立った駅もおすすめです。

各種地図アプリで「史跡」で調べるのも裏ワザです。意外な候補地が出てきます。

最近訪ねたのは、東京都品川区にある京急線の新馬場(しんばんば)駅周辺。旧東海道から神社へ参道が延びており、神社の向こうは海かな?と想像できます。

ブラタモリ横浜編の内容を思い出すと、この辺りの東海道は、海沿いを走っていたはずです。

【ブラタモリ横浜編】タモリさんが横浜の原点を、関内や神奈川駅で探る#104(とらべるじゃーな!)

旧東海道をブラブラ歩いていると、予想通り海に面した東海道の絵図が、本陣跡を整備した公園にありました。

こんなとき初期のブラタモリにあったような3DーCGの再現画像を頭のなかで流してみると良いです。

なお、本陣とはブラタモリ軽井沢編で登場しており、大名クラスが泊まった旅籠(はたご、宿のこと)になります。

【ブラタモリ軽井沢編】全内容・ルートを写真でまとめと要約!#16(とらべるじゃーな!)

さらに旧東海道をブラブラしていると、公園(品海公園)に気になる石垣。表示を見てみると、何と崖からのぞき込む絶景で知られる、千葉県の鋸山(のこぎりやま)の房州石を運んできたもの。

ブラタモリ館山編に、鋸山は登場。「タモリさんは、ズバリ凝灰岩と指摘。凝灰岩は、房州石と呼ばれ、明治初期から大正にかけて掘り出されていました。靖国神社や早稲田大学で使われています」と記録されていました。

【ブラタモリ館山】全内容・ルートを写真でまとめと要約!#178(とらべるじゃーな!)

しかしこの石垣は、有名施設ではなく一般の民家の基礎として使われていたもの。なぜ、品川にわざわざ房総半島の重い石が運ばれたのでしょうか?

答えは、旧東海道のそば屋さんで分かりました!(品川は膳の向こうに安房上総)

江戸時代には陸運よりも海運の効率が良く、ブラタモリでは北前船(大阪~下関~北海道、地名は現代表記)が作った文化が何度も登場していますし、徳川家康も大坂城~伏見城、岡崎城~浜松城は船で移動することも多かったようです。

なお様々なキーワードがどのブラタモリに出てきたのかを調べたい場合には、筆者の個人ブログ(とらべるじゃーな!)の検索窓をぜひご活用ください。

北前船は、利尻島、酒田、長岡、能登・輪島、東尋坊、敦賀で登場しています。北陸新幹線が開業する敦賀への旅行のヒントとなるかも知れません。

ブラタモリロスに負けず、今後も存分にセルフブラタモリを楽んでゆきましょう。ブラタモリでは、必ず地理にさほど詳しくないアナウンサーが登場し、さまざまなことに気づいて卒業します。視聴者にブラタモリ流のテクニックを伝えることも、タモリさんの狙いだったかも知れません。

ブラタモリのロケ地は、下のページでいつでも確認できます。

【完全版】ブラタモリ 過去放送の一覧リスト(とらべるじゃーな!)

穴場ずらし旅、愛好家

関東周辺の穴場★ずらし旅スポットを紹介。日本テレビに旅の専門家として出演(2023年4月)。Yahoo!ニュースエキスパート公式旅行ライター(2023年7月企画賞)。JTB運営・地理旅行検定取得済み。東京都在住、旅行歴500泊以上。

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