無観客だった2022年「大凧あげ祭り」の様子がわかる! 庄和総合支所にパネル展示あります!!
2022年5月にゴールデンウィークの春日部市の風物詩「春日部大凧あげ祭り」が3年ぶりに開催されました!! ただ残念ながら今年は無観客での開催。
2021年、2020年と新型コロナウイルスの影響により中止となっていましたので3年ぶりの開催に市内では話題になりましたね。
春日部市のTwitterには2022年の凧文字である「春日部」と「躍進」が書かれた大きな凧の様子が収められています。画像にもある通り、人の何倍もある大凧はやっぱり大迫力です!
2022年無観客での開催でしたので、当日がどんな様子だったのかはわからず気になった方はいませんか?
そんな方に朗報です。庄和総合支所にて2022年5月に開催された「春日部大凧あげ祭り」の様子が展示されていますよ。
今年2022年の大凧文字になった「躍進」と「感謝」の小凧が文字に込められた思いと募集によって選定された「春日部」と「笑顔」があわせて飾られていました。大凧のミニチュア版も可愛らしいですね♪
揚げる凧は、和紙と竹で3カ月もかけて春日部市「庄和大凧文化保存会」の会員によって作られます。そして、大凧を揚げるのは百数十人。毎年、引き手の募集もしていますよね。
そして、こちらには当日の様子のパネル。
さらには凧文字が大凧に書かれる様子の写真も展示されていました。人の大きさに対してどれだけ大凧が大きいかが本当によくわかりますね。臨場感・迫力が伝わる素敵な展示です。
3年ぶりに開催されたものの、無観客となってしまった「春日部大凧あげ祭り」の様子を庄和総合支所の展示でたっぷり堪能することができました!
大凧あげの歴史
西宝珠花にある小流寺の過去帳より、天保12年(西暦1841年)9月11日に出羽の国の僧「浄信」が、各地巡礼の折に小流寺に宿泊し、土地の人々を集めて養蚕の豊作占いとして凧あげを伝えたことが記されているそう。翌年より繭の収穫時期に凧を揚げるようになったと伝えられています。
なんと180年以上前!!
当時の流通手段である舟運で要所となっていた、宝珠花は大いに賑わっていました。そこで人寄せのため、繭の収穫前に行っていた凧あげを旧5月の端午節句に男子出生のお祝いとして行うようになっていきました。各戸で子どもの名前や紋章を書いた凧を作り、凧あげ祭りを行うようになっていき、やがて共同で揚げるようになり、凧の大きさも徐々に大きくなっていきました。明治中期頃には現在の大きさになったと伝えられています。
子どもたちの健やかな成長を願い市民一体で開催される祭り「春日部大凧あげ祭り」。2023年は生の大凧あげが大空に舞う姿を見られることを祈りましょう!
春日部市のYouTube公式チャンネル「かすかべ動画チャンネル」でも2022年「春日部大凧あげ祭り」の様子が見れます。
大凧はあがったのでしょうか??
【施設情報】
「庄和総合支所」
春日部市金崎839番地1
電話番号:048-746-1111
FAX:048-746-4797