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【春日部市】芳醇な香りがたまらない「クラフトビール」をテイクアウト。赤沼にビール醸造所がオープン!

とうとう地域ニュースサイト号外NETライター(春日部市)

なんと春日部にブルワリー(ビール醸造所)がオープンしました!

ブルワリーとは、クラフトビールをつくる小規模なビール醸造所のことになります。

期待いっぱいで2023年5月3日のプレオープンにお邪魔してきました。

春日部市にビール醸造所?!

2023年5月5日にオープンした、ブルワリー「Maruko Brewing(マルコブルーイング)」は、春日部市赤沼の長閑な場所にあります。

道路からは「Maruko Brewing 」の看板が目印。看板から路地に入ると右手にお店があり、目の前に駐車場があります。

赤沼でピンときた春日部通の方もいるかもしれません。赤沼産の赤米を原料としたクラフトビール「赤沼ロマンビール」が誕生した場所です。

赤米(画像はイメージです)
赤米(画像はイメージです)

春日部市指定無形民俗文化財「赤沼の獅子舞」の祭典に奉納している古代米「赤米」は赤沼地域で収穫されています。そんな赤米を原料とし、町おこしのビールとして2004年に誕生したクラフトビール「赤沼ロマンビール」は、全国にビール通のファンがいるほど。生きた酵母がそのまま入っていますので少しずつ発酵が進み、味の変化も楽しめる一品です。

ビール醸造所「マルコブルーイング」の構想はここから始まっていたようです。

「農薬を使わずに栽培した日本の米のルーツとされる赤米でビール造りに取り組み、「赤沼ロマンビール」を2004年に復刻させたけど、「もっと自由にビールを造りたい!」というのが「マルコブルーイング」の始まり。」とお話しされた代表の筒野 (つつの)さん。

明治時代に赤沼にあった醸造所「マルコ麦酒」のレシピをベースとして現代に復活させました。

クラフトビールが「量り売り」で買える

販売所になるお店(タップルーム)はオシャレな外観です。

ビールの製造の過程を表したアイキャッチのポップなイラストがアクセントになっていました。

店内は、壁の深い松葉色の壁が渋さがありここは何屋さんだろうと一瞬思いましたが、額縁の中の絵でビールの販売所だと分かります。スタイリッシュな落ち着く空間です。

お店はカウンターのみになります。簡単なおつまみやビールを試飲することができるタップルームになっています。

ビールづくりは科学

奥に醸造所が見えました。大きな寸胴鍋の麦汁醸造機があります。

赤米は米麹にして使用。そして、モルト(麦芽)やホップにはさまざまな種類があり、配合を色々と計算することにより、色・香り・味わいのすべてが変わっていくそう。「レシピの設計、原材料選び、仕込み、発酵、貯酒まで、試行錯誤しています。」と筒野さんがお話しされていましたが、とても楽しそうでした。

ビールづくりは”科学”なんだそうですよ。

ホップなどの材料のサンプル
ホップなどの材料のサンプル

大変なこともあったようですが「ビールの醸造は、知れば知るほど面白く奥が深い。まだまだ勉強していきたい。」と笑顔でお話しされていました。

一緒に知識を深めて楽しむのもあり。レシピの組み替えを共有するのもあり。もっと苦味を効かせたのが飲みたい、という要望もあり。

出来上がるビールは、まだまだ進化や変化をしていきます。そんな過程を一緒に楽しめるのが「マルコブルーイング」なのだそう。何度行っても次はどんなビールだろうという楽しみもありそうですね。

メニュー

クラフトビールのメニューは、「あかマルコ」・「くろマルコ」・「しろマルコ」・「きんマルコ」の4種類ありました。

店内で飲めるメニューは「グラスビール」500円(税抜)、「おつまみ、ナッツ」200円(税抜)、「飲み比べ3種セット(おつまみ付き)」900円(税抜)

支払い一覧
支払い一覧

ビールは、「量り売り」で持ち帰る事ができます。

量り売り用のオリジナルの容器もあります。「MB」のロゴが付いた容器もスタイリッシュですね。ビールの購入の際「MB」のロゴが付いている容器ですと、サービス価格になっていました。

●グラウラーなどの持ち込み(ペットボトルは持ち込み不可)
ビール単価(10gあたり) 17円(税抜)
●量り売り(お持ち帰り用)※容器代は含まれていません。
1wayのペットボトル(500ml) 850円(税抜)
アンカートップボトル(700ml) 1,150円(税抜)
REVOMAX(20oz (592ml))グラウラー満タン 980円(税抜)
REVOMAX(32oz (950ml))グラウラー満タン 1,650円(税抜)
UKEG GO(64oz (1,893ml))グラウラー満タン 3,150円(税抜)

グラウラーとは、ビール専用の水筒のような詰め替え容器になります。持ち運びやテイクアウトのために使用ができ、洗うことで再利用可能な容器になります。

アウトドアなどで焚き火を囲みながら飲むグラウラーに入った「あかマルコ」は、極上の1杯になりそう。グラウラーは蓋をきっちりとしめておけば、2日くらいはもつそうですよ。

メニューは今後、瓶での販売も考えているそうです。

お味は?

今回、特別に試飲用にいただいた貴重な出来立てのビールはこちら↓

アンカートップボトルに入った「あかマルコ」は、最初の一口目で鼻からフルーティな甘い香りがしましたが、後からしっかり麦芽が広がる味わい深いビールでした。このビールが出来るまでのお話も聞いたので、さらに深みが増します。

販売所の営業日は、金・土・日の13:00から17:30まで

ビール愛好家の方はもちろん、クラフトビールやビールの量り売りは初めての方、醸造にちょっと興味があるという方など、ぜひ訪れてみて下さい! 出来立てのビールを片手に思い思いにくつろぐ至福の時間が過ごせますよ。

【店舗情報】
ブルワリー「Maruko Brewing (マルコブルーイング)
〒344-0015 埼玉県春日部市赤沼704-2
営業日:金・土・日
営業時間:13:00から17:30まで

地域ニュースサイト号外NETライター(春日部市)

夫婦でイベント好き。新しいもの好き。美味しいもの好き。結婚を機に春日部市に住んでから地元をもっと知りたい欲求に駆られ、地域ニュースサイトのライターになりました。春日部市の様々な情報を発信します。

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