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韓国語を学ぶなら、試験にも挑戦しよう!韓国語能力試験のご紹介

トリリンガルのトミ韓国語講師/YouTuber

今回は、韓国語を学んでいる全ての方に、ぜひともお伝えしたい内容となっています。

題して、「韓国語の検定試験を受けよう!」です。

韓国語学習者さんにとって、試験がいかに大切かを力説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

なぜ試験を受けるべきなのか?

語学に限った話ではありませんが、何かの学習をしている人にとって、資格試験と言うのはとても分かりやすいゴールになると言えます。

それまで趣味で学んでいただけと言う人でも、試験に合格しようと思ったら、総合的な実力を養わなければなりません。

これは韓国語でも同じです。

いえ、韓国語学習者にこそ、試験はもっとも必要な学習プロセスだといえます。

なぜなら、韓国語学習者のほとんどは、その学習目的が留学でもビジネスでもなく、趣味や教養だからです。

たいていは、韓国ドラマやK-POPなどをきっかけに、そこで使われている韓国語の意味を知りたくて勉強を始めます。

もちろん趣味で学習を始めるのは良いことです。ただ、それだけでは体系的に韓国語を身に着けることは簡単ではありません。

だから韓国語を学習し始めて数年たつのに、なかなか初級を卒業できない、という学習者さんはけっこう多いものです。

そういう方々に私がぜひともお勧めしたいのが、韓国語の試験への挑戦です。

韓国語の試験に挑戦することで、これまでの学習を偏った知識から体系的な知識に一気に広げることができます。

また、韓国語の試験は良く作られているので、「こんなこと勉強しても使うことないよね?」みたいな無駄な努力に終わることはほとんどありません。

ですから私は、韓国語を学ぶ人すべてに、韓国語の試験への挑戦をお勧めしたいと思っています。

韓国語能力試験とは?

英語には英検やTOEICなどの試験があるように、韓国語にもいくつかの試験があります。

その中で、最もオフィシャルな試験と言えば間違いなく、韓国語能力試験なんです。

なぜならこの試験、なんと主催しているのは大韓民国教育部(日本で言うところの文科省)なんです。つまり、韓国の国家が主催し認定している韓国語の試験がこの、韓国語能力試験なのです。

ちなみに韓国語能力試験は、英語表記ではTest of Proficiency in Koreanと言い、TOPIKとも訳されています。

2019年には、全世界で37万人が受験したと言われています。日本でも昨年は4万人が受験していますので、日本国内でも最大の韓国語の試験だと言えます。

日本国内では、試験は通常4月、7月、10月の年3回行われています。

なお、日本においては韓国教育財団のサイトから受験申込ができるようになっています。

韓国語能力試験の概要

韓国語能力試験のレベルは、1級~6級までの6段階あります。

ただし、いくつか注意点があります。

まず、英検などの日本の資格試験と違い、1番低い級が1級、1番高い級が6級となっています。

また、各級ごとに試験があるのではありません。試験は、初級者向けの試験(TOPIKⅠ)と、中上級者向けの試験(TOPIKⅡ)の2つのみです。

そして、試験の点数に応じて、TOPIKⅠなら1級か2級、TOPIKⅡなら3級~6級の合格証がもらえます。

試験内容はTOPIKⅠがリスニングとリーディング、TOPIKⅡがリスニングとリーディングとライティングになっていて、ライティング以外は全て4択問題となっています。

なお、私のサイト「トリリンガルのトミ韓国語講座」では、試験範囲をカバーした単語と文法のリストを公開しています。

参考までにお伝えすると、初級レベル(2級)合格には1600単語と80文法、中級レベル(4級)合格にはさらに2600単語と140文法の学習が必要です。

上級レベルはさらなる単語と文法、そして作文力が必要となります。

では、実際にどんな試験が出るの?と思われる方には、これも同じく私のサイトの、韓国語能力試験オンライン模試ページをご覧ください。

このページでは、韓国語能力試験の過去問5回分が掲載されています。

さらに、過去問を使ってオンライン上で実際に試験を受け、採点してもらうこともできます。

どんな試験か知りたい方、今の自分の実力を確認したい方には、ぜひともお勧めのページです。

韓国語能力試験のメリット

韓国語能力試験に合格すると、様々なメリットがあります。

まず、3級、または4級に合格することで、韓国の大学に留学できるようになります。逆に言えば、これに合格しないと留学が難しくなります。

また、6級に合格すると、日本の国家資格である、通訳案内士の韓国語の学科が免除されます。

そのほか、韓国系の企業への就職が有利になります。

このあたりのことは、詳しくは韓国教育財団のスタッフの方とのコラボ動画がりますので、そちらをご覧ください。

でもおそらく、多くの韓国語学習者さんにとってのメリットは、韓国語が分かるようになることそれ自体にあるのではないかと思います。

韓国ドラマが聞き取れるようになったり、K-POPの歌詞の意味が分かるようになったりすることで、好きな芸能人やアイドルのことがもっと理解できるようになることが、一番のメリットかもしれません。

目安ですが、韓国語能力試験の2級に合格すれば、韓国旅行などで現地の人との簡単なやり取りができるようになるので、韓国やショッピングなども数倍楽しくなります。

さらに、4級に合格すれば、ぎりぎりなんとか韓国で生活できるレベルになります。

試験に挑戦することで、韓国語との向き合い方が大きく変わること間違いなしです!

この記事を読んで、韓国語能力試験に興味を持ってくださった方、挑戦お待ちしています。

韓国語講師/YouTuber

韓国語講師YouTuber 登録者11万人!|韓国語講座修了者800人以上|ハン検1級→一発合格・2次試験満点|TOPIK 6級|TOEIC 985点|史上初のTOPIK広報大使|横浜領事館パートナー|ハングルの覚えかた図鑑 著者|キム・ヒチョル팬|3児の母!

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