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【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part38:選挙活動は歌って踊る 他

トリリンガルのトミ韓国語講師/YouTuber

みなさ~ん、こんにちは!

今回もご好評いただいている「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動」シリーズをお届けしていきたいと思います!

第38弾となる今回も、韓国ドラマを見ているときに感じる疑問、不思議な行動やシーンについてどんどん書いていきますね☆

これまでのシリーズ第1弾から第37弾をまだ読んだことのない方は、ぜひ今回の内容と合わせて読んでみてくださいね~♪

それでは今回は、韓国ドラマに出てくる選挙に関する不思議を書いていきたいと思います!

それでは一つ目の不思議な行動から見ていきましょう!

「選挙活動は歌って踊る?」

ニュースやドラマなどで韓国の選挙の場面を一度は見たことがあるのではないでしょうか。

韓国の選挙(主に大統領選挙)の時期は、まるでお祭りでも開催されているかのように韓国全体が選挙一色に染まります。

候補者たちは日本と同じように街頭演説をもちろん行うのですが、ここでおもしろいのが、なんと、韓国の街頭演説には歌とダンスがつきものなんです。

むしろ歌とダンスがなかったら少し味気ない…と言っても過言ではありません。

候補者たちはそれぞれ準備してきた曲に合わせて踊り、替え歌を歌いながら有権者たちに自らの政策、人柄などをアピールします。

どんな曲を準備してくるかもここで大事になってくるのですが、大体は大衆性があり、繰り返し頭に残るような曲を選曲しているようです。

韓国では若者たちの投票率も高く、幅広い年齢層に訴えかけないといけないため、若者たちに合わせて最新のヒット曲を使ってアピールしたりもするそうです。

このように選挙活動で歌って踊る文化がこんなにも浸透するようになったのは1997年の選挙活動からです。

1997年の選挙活動の際に選挙に関する法律が改定され、集会場で音楽を流すことが可能になりました。

この選挙で見事勝利し、韓国第15代大統領となった日本でも有名な金大中(キムデジュン)元大統領は、当時流行っていた人気ヒップホップグループの曲を使い、若者たちの票を集めたといいます。

金大中(キムデジュン)元大統領の勝利により、これ以降、音楽を使った選挙活動が一般的になり、候補者たちは様々な工夫をこらし踊ったり、替え歌を歌ったりしながら選挙活動を行うようになったようです。

「選挙速報がおもしろい?」

日本でも選挙の時期になると、あちらこちらの放送局で選挙速報を流していますが、韓国の選挙速報は日本とはちょっと、ひと味違います。

特に投票を締切ってから始まる開票速報が趣向を凝らさせていて、なかなかおもしろいです。

それぞれの地域や世代別の得票率を普通だとグラフや表で表すと思うのですが、韓国の開票速報では候補者を模したキャラクターが戦ったり、競争したりすることで表します。

地域別の得票率の際には、その地域の特産物や観光名所などを背景に候補者たちを模したキャラクターが戦います。

先日行われた第20代大統領選挙の開票速報の際も、候補者のキャラクターがガールズグループaespa(エスパ)の「next level」という曲に合わせてダンスバトルをしたりと、視聴者たちを飽きさせないように工夫が凝らされていました。

これも韓国の選挙の投票率が関係しています。

前に述べたように韓国は若者たちの投票率も高いので、もちろん開票速報を視聴する年齢層も幅広くなってきます。

そのため、放送局は視聴率を上げようと、どの世代が見ても分かりやすく、おもしろいように様々な工夫を凝らしているのです。

三つ目の不思議はこちらです!

「投票済であることをSNSに投稿?」

韓国の芸能人のSNSで手の甲などに赤いスタンプが押してある写真を見たことがありませんか?

実はこれ、選挙に投票済だということを表すスタンプなんです。

日本では、選挙に行ったということをわざわざSNSに投稿したり、写真を撮ったりする人はあんまりいないですよね。

韓国では、最近、主に若者たちが自身が投票済であることをSNSに投稿し、フォロワーに投票を促す文化が浸透しつつあります。

これは、選挙でどの候補者が当選するかによって国内情勢が大きく変わってくることをほとんどの国民が知っているからだと言えます。

そのため、どの候補者に投票したか公言はしないけど、候補者のテーマカラーを使ってSNSで、いわゆる匂わせ投稿をして、投票を促したりする人もいたりします。

また、自身が政治に関心があり、積極的に国を良い方向に変えようと投票した、とアピールするためにSNSに投稿する場合もあります。

いかがでしたか?

今回は韓国ドラマによく出てくる選挙に関する不思議について書いてみました!

韓国では若者の投票率が高い分、様々な工夫を凝らして選挙活動を行っていて見応えがあるなあと感じました!

一度は韓国の選挙にも参加してみたいですね。

それでは、また次の「韓国ドラマによく出てくる不思議シリーズ」をお楽しみに☆

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韓国語講師/YouTuber

韓国語講師YouTuber 登録者11万人!|韓国語講座修了者800人以上|ハン検1級→一発合格・2次試験満点|TOPIK 6級|TOEIC 985点|史上初のTOPIK広報大使|横浜領事館パートナー|ハングルの覚えかた図鑑 著者|キム・ヒチョル팬|3児の母!

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