【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動 !Part96:他人にも身内の愛称で呼ぶ 他
皆さん、こんにちは~!
今回も大変ご好評いただいていますシリーズ「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動」、皆さんがドラマを見ていて気になる「あれはどういうこと?!」をしっかりひも解いていきたいと思います♪
これまでのシリーズをまだ読んだことのない方は、ぜひ今回の内容とあわせてチェックしてみてくださいね~。
今回は韓国で人を呼ぶ時の様々な呼び方についての不思議を紹介しますよ~!
「他人にも身内の愛称で呼ぶ?!」
韓国ドラマを見ていると、韓国の飲食店などでお店の店員を呼ぶときに、「저기요~(チョギヨ~)/すみません」とよく言っていますよね。でも、たまに「이모~(イモ~)」と呼んでいるのを聞いたことありませんか?
「이모」(イモ)は、直訳すると「おば」のことで、母方の姉妹の事を言います。
本来の意味は親戚の「おば」なのですが、お店で働く年配女性の店員さんに対して親しみを込めて呼ぶときもなんと「이모~(イモ~)」と呼ぶんですね。
主に「食堂のおばさん」のような方に対して使われることが多いです。
年齢的に同年代か年下のような方に対しては「언니」(オンニ~)「お姉さん」と呼んだりしますよ。
他にもドラマを見ていると必ず!と言っていいほどよく耳にする「오빠(オッパ~)」は本来「お兄さん」という意味ですが、親しい間柄の年上男性や恋人を呼ぶときにも使われていますよね。
このように呼ぶ背景には、他人とあまり距離を持たず、誰とでも身内のように親しみや敬意を込めてお付き合いする、韓国独特の文化が反映しているんですね。
続いては、恋愛ドラマなどを見ていると聞こえてくる甘い呼び方ですよ~!
「恋人や夫婦間には独特な呼び方がある?!」
韓国ドラマを見ていてもわかるように、韓国のカップルってすごくラブラブですよね。
車の中でも手を繋いだり、デートでもべったり、街中でペアルックもよく見かけます。
そんな韓国ではお互いのことを呼び合う時に定番の呼び方があります。
先程も述べましたように韓国の女性は主に年上の彼氏を「オッパ」と呼ぶことが多いです。そして、結婚したら、「자기야(チャギヤ)」とよく呼ぶんです!
「자기」とは本来直訳すると「自分」という意味を持ちますが、ここでの使い方は「ハニー、ダーリン」のようなニュアンスで使われます。
恋愛相手を自分と同じくらい大切に思っているという背景から呼ばれるようになったそうですよ~!
他にも、韓国カップルの定番の愛称はたくさんありますよ!
「우리○○(ウリ○○)/私の○○」と○○に名前やあだ名をつけて呼んだり、電話番号を登録名には「공주님、왕자님(コンジュニム、ワンジャニム)/王子様、お姫様」や「이쁜이(イプニ)/可愛い子ちゃん」、「내 사랑(ネサラン)/私の愛する人」などにしている人も多いんです。
どれも愛情をストレートに表現する韓国人らしい呼び方ですよね!
続いてはこちら!
「フルネームで呼ぶのはなぜ?!」
韓国ドラマを見ていると、人の名前を呼ぶときにフルネームで呼んでいるのを見かけますよね。
日本では苗字で呼ぶことが多いかと思うので、不思議に思う人もいるかもしれません。
実際にも、韓国では苗字だけでは呼びません。
なぜなら韓国苗字は日本に比べると種類が少なく、最も多いと言われる「김(キム)/金」さんは、人口の21%近くを占めているそうです。
なので学校で例えるとクラスにキムさんだけで、複数人いるということになります。
フルネームで呼ばないと、たしかにどのキムさんのことか分からないですね~!
そのような背景から名前を呼ぶときは基本フルネームで呼びます。
家族や友人間、恋人や夫婦間は、もちろん下の名前で呼び合いますが、ケンカをしているなどのヒートアップしている時は、親子でもフルネームで呼んだりもするんですよ!
面白いですよね~!
いかがでしたか?
日本とは異なる点が発見できて面白いですよね!
これでまた違った視点でドラマを楽しむことができると思います。
それでは、また次回の不思議シリーズをどうぞお楽しみに~♪
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