Yahoo!ニュース

【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part218:退職するときはダンボール 他

トリリンガルのトミ韓国語講師/YouTuber

みなさん、こんにちは~!

いつもご覧くださり、ありがとうございます。

韓国ドラマは、一度見たら絶対ハマってしまう不思議な魅力が詰まっていますよね!

そんな韓国ドラマをもっと楽しみたい!より深く味わいたい!という方は、ぜひ、この「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」を読んでみてくださいね☆

韓国ドラマに出てくる不思議や疑問、さらに、その背景に隠れている韓国の文化や習慣、社会事情などをたくさん紹介していますよ!

さぁ~、今回はどんな不思議が出てくるのでしょうか?!

さっそく見ていきましょう~!

「退職するときはダンボールに荷物を詰め込む!」

韓国ドラマでは、なぜか会社をやめるとき、ダンボールに荷物を詰め込んで出て行きがちですよね笑

その大きなダンボールを抱えたままトボトボと街を歩いていたり、バスに乗ったりするシーンもよく出てきます。

退職することが分かっていたなら、前もって少しずつ持ち帰ればいいのに…

急に解雇されたのにダンボールはどこから出てきたのか…

なんてツッコミどころもたくさんありますが、そんなシーンには、なんとも言えない切ない雰囲気が漂っていますよね。

さらにダンボールの中身をひっくり返してしまい、もう泣きっ面に蜂といった状態になる…というのも韓国ドラマにはよくある展開です笑

それにしても、ダンボールがいっぱいになるほどの荷物というのは、会社に置いてある荷物の量としてはちょっと多い気がしませんか?

というのも、韓国では会社に私物を持ち込むことが割と多いんですね。

なかでも、写真立ては特にありがちな私物です。

会社のデスクの上に写真立てを飾っている人はとても多いんですよ。

ドラマのなかでも、デスクの上に子供や家族の写真が入った写真立てが飾られているのをよく目にします。

写真立てが1つではなく、2つ飾られていることもめずらしくないですね。

そのほかに、マッサージグッズを仕事の合間に使っているシーンもよく出てきます。

こうしてみると、たしかに会社に置いてある私物の量は、日本人より多いかもしれません。

ダンボールが必要になるのも頷けますね!

もうひとつ会社に関する不思議をどうぞ~!

「会社の研修旅行なのにすごく楽しそう!」

韓国ドラマのなかでは、「워크샵(ウォクシャプ)/ワークショップ」と呼ばれる研修旅行に行くシーンがよく出てきます。

このワークショップでは、都心から少し離れた地方にある宿泊施設に行って、講師を招いて講演を聞いたり、グループごとに分かれて話し合ったり、意見交換などをおこないます。

また、さまざまな体験活動を通して、社員同士の結束力や団結力を高めたり、親睦を深めるという目的もあります。

研修旅行というと、ちょっと堅い感じがしますよね。

しかし、韓国ドラマでの様子を見ていると、どこか修学旅行のような雰囲気もあって、なんだかとても楽しそうです。

ワークショップをおこなう宿泊施設が多いのは、春川(チュンチョン)や楊平(ヤンピョン)、江原道(カンウォンド)のあたりです。

この辺は、ソウルからなら1時間から2時間程度の距離なので、ワークショップの行き先としてよく選ばれます。

「真心が届く〜僕とスターのオフィスラブ〜」というドラマでは、弁護士事務所の職員全員でワークショップに出掛けるシーンが出てきます。

宿泊施設に向かうまでの道中ではサービスエリアに立ち寄ってホットドッグを買って食べ、現地では全員で裏山を軽く散策していました。

そして、夜にはバーベキューをして、最後には業務での功績を称える授賞式なるものが開かれていました笑

これはワークショップというより、ただの社員旅行なのでは…?と思うくらい、和気あいあいとして楽しそうな雰囲気でした。

日本でも大人気のパク・ソジュンが主演した「キム秘書はいったいなぜ」のなかにもワークショップに行くエピソードが出てきます。

ワークショップの前半はそれぞれの意見を発表する時間が設けられていて、一応研修らしいこともしていました。

しかし、そのあとは豪華景品をかけたゲームが開催され、夜はバーベキューという流れで、研修に重きを置いているというよりは、楽しいイベントといった感じですね。

社員同士で日頃の労をねぎらい、リフレッシュする慰安旅行に近い印象がありました。

ドラマのなかだけでなく、実際の会社でもワークショップに行くことはあるのですが、日帰りで遊園地に行くだけというところなんかもあり、ワークショップの形は会社や部署によって様々なんですね。

ちなみに、韓国の大学にはMTというものもあります。

MTは「membership training」の略で、これは大学版のワークショップのようなものです。

ワークショップと同様に講演を聞いたり、グループごとの交流活動を通して、親睦を深めることを目的としています。

そして、朝まで飲み明かすのがMTの定番のスタイルです笑

いかがでしたか?

今回は、会社に関する韓国ドラマの不思議を2つお届けしました!

ドラマを見ていると、普段はなかなか知ることのない韓国の会社のなかも少し垣間見ることができますね!

次回はどんな不思議が出てくるのでしょうか?!

ぜひ、楽しみに待っていてくださいね~♪

韓国語講師/YouTuber

韓国語講師YouTuber 登録者11万人!|韓国語講座修了者800人以上|ハン検1級→一発合格・2次試験満点|TOPIK 6級|TOEIC 985点|史上初のTOPIK広報大使|横浜領事館パートナー|ハングルの覚えかた図鑑 著者|キム・ヒチョル팬|3児の母!

トリリンガルのトミの最近の記事