みなさん、こんにちは～！

いつもご覧くださり、ありがとうございます。

毎回お届けしているこの「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」。

みなさん、お楽しみ頂けていますでしょうか～？

今回も、韓国ドラマをさらに深く楽しめるようになる内容を盛りだくさんでお届けしていきます＾＾

読めばきっと、「なるほど～！そういうわけだったんだ！」と思える新たな発見があると思いますよ！

ぜひ、最後まで読んでみてくださいね☆

それでは、今回の不思議を見ていきましょう！

今回は、韓国の住まいに関するこんな不思議です。

「魅力満載！韓国の伝統家屋」

みなさん、韓国の伝統家屋をご存知ですか？

時代劇はもちろんですが、現代を舞台にしたドラマにも伝統家屋が意外と登場しているんですよ！

世界的人気を博したドラマ「愛の不時着」で知られる人気女優ソン・イェジンと、「相続者たち」や「青い海の伝説」のイ・ミンホが共演した「個人の趣向」というドラマをご覧になったことはありますか？

このドラマにも伝統家屋が出ていましたよ。

ソン・イェジン演じるケインとイ・ミンホ演じるジノが共同生活を送っていた伝統家屋、とても印象的でしたよね。伝統家屋ならではの雰囲気がとても素敵でした。

この韓国の伝統家屋は、漢字では「韓屋」と書いて、「한옥（ハノク）」と読みます。

「한옥（ハノク）」の建築材料には、木や紙、黄土といった天然の素材が多く使われています。家の中は、天然素材ならではの温かみやぬくもりが溢れる空間になっています。

また、韓国独自の暖房であるオンドルのおかげで、冬でも寒さを感じずに過ごせます。

夏は、「마루（マル）」と呼ばれる縁側のような場所で涼めるようになっています。

「한옥（ハノク）」には、このように一年を通して快適に過ごせる工夫がされているんですね。

都心部には伝統家屋が少ないのではないかと思われるかもしれませんが、ソウルでも「한옥（ハノク）」を見ることができますよ。

「한옥（ハノク）」を直接見てみたい、肌で感じてみたいという方にオススメなのが「북촌한옥마을（プクチョンハノクマウル）/北村韓屋村」という場所です。

ここは伝統家屋が集まっている地域です。

一瞬、ソウルにいるということを忘れてしまいそうなくらい、たくさんの伝統家屋が立ち並んでいます。

観光スポットとして紹介されることが多いので、意外と知られていないかもしれませんが、ここは見学用の伝統家屋やお店だけが集まっている場所ではありません。

実はこの地域には、実際に「한옥（ハノク）」で生活を送っている住人の方々もいらっしゃいます。

住人の方々に迷惑にならないよう、マナーに気をつけながら外観を眺めましょうね。

伝統家屋を使ったおしゃれなカフェやレストランなども多いですし、伝統家屋のゲストハウスは、ホテルとは一味違った雰囲気を味わえるとあって、外国人客にも人気です。

韓国旅行の際には、そういった場所を利用して、伝統家屋ならではの空間を体感してみるのも良いかもしれませんね！

もうひとつ見てみましょう！

「ドラマのセリフにも出てくる『ジョンセ』ってなに？」

みなさん、ドラマをみているときに「전세（ジョンセ）」という言葉を聞いたことはありませんか？

この「전세（ジョンセ）」というのは、韓国特有の家賃制度のことです。

日本では、アパートやマンションなどの賃貸住宅に住む際には、毎月家賃を払う場合が多いですよね。

韓国で賃貸契約をする際の家賃の支払い方法は、大きく分けて2つあります。

ひとつは日本と同じように毎月の家賃を支払う「월세（ウォルセ）」というものです。

そして、もうひとつが「전세（ジョンセ）」です。

「전세（ジョンセ）」というのは補償金制度のひとつで、大家さんに毎月毎月の家賃を払うのではなく、最初にまとまった金額を預けて家を借りるというシステムです。

あくまでも大家さんにお金を預けるというかたちなので、契約が終了して引っ越す際には、預けた金額がそのまま返ってきます。

「それでは大家さんには何の利益もないのでは？」と不思議に思いますよね。

実は大家さんは、預かったお金を運用して利益を得ています。

大家さんは「전세（ジョンセ）」で契約者から預かったお金を契約終了まで銀行に預け入れます。

韓国は金利が高いので、まとまったお金を預け入れておくだけでも家賃収入と同程度の利子を受け取ることができるんです。

このような理由があるので、「전세（ジョンセ）」という制度が可能というワケなんですね。

しかし、まとまった金額がなければ、「전세（ジョンセ）」で家を借りることはできません。

不動産景気が良くない昨今では、毎月家賃を払う「월세（ウォルセ）」で家を借りている人も多くなってきているようです。

いかがでしたか？

ドラマをよく見てみると、旅行や観光だけでは知ることが出来ない、韓国の人たちの生活や暮らしというものが見えてきますね。

次回も、このような驚きや発見のある内容をお伝えしていきたいと思います！

どうぞ、お楽しみに～♪