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【京都市伏見区】地元産の農産物こそが健康の源:スーパーフード!魅力的な農家さんとお野菜に出逢える場所

つばめ旅する作家(京都市)

雨模様の月曜日。人にとっては、傘をさす/濡れる/等、煩わしいことがあるかもしれませんが、農産物・畑・田んぼにとっては恵みの雨。充分に降って大気と大地を潤して「野菜たちよ、美味しくなぁれ!」の魔法です☆

さて、今回のトピックは「じねんと市場」の農産物編です。とても魅力的な農産物&生産者さんを、ほんの一部ですがご紹介します。

(前回の記事⇒【京都市伏見区】料理が得意じゃなくても美味しいものが食べられる、加工食品バンザイ!!

わたしは、料理に興味が無い(致命的に得意ではない)のに、農産物・食材には、ものすごく興味があり惹かれる、という不思議な体質(?)です。前回の記事で、調味料・加工食品のことを「芸術作品」だと言いましたが、農産物に対しても、そう感じています。生産者の皆さんに、「すばらしいです!」の称賛と「ありがとうございます!」の感謝の気持ちがとまりません。お陽様の光をたくさん浴びて、大地と雨の恵みをたっぷり吸収して、大切に育まれ愛情を注がれた、艶々瑞々しい野菜・果物の姿は、ずっと見ていられます。(もちろん、美味しく頂きたいです)

現代人は、スーパーの野菜売り場に行って必要な野菜の中から、値段や状態の良し悪しを見て、購入することが多いかと思いますが、道の駅やオーガニックマーケット等、地域の特産品を扱うお店に行くと、「トマト」や「玉ねぎ」といった野菜の種類ではなく、「◆◆さんの作った野菜」「△△農園産」という、「誰が」「どんな農法で」「どのような思い(情熱)で」生産したのか、という点に焦点が当てられています。

この「誰が」「どんな風に」に注目すると、野菜たちが、とても愛おしく感じますし、より味わうことができ、心も体も満たされて、いいこと尽くしです◎

★「KAWAU FARMS(川崎)」さん

冷めても美味しいお米「ヒノヒカリ」/水耕栽培にも力を入れ、トマトや珍しい野菜---、ドラゴンフルーツ・パパイヤ・空心菜・サンチュを栽培中とのこと。

★「宮本ファーム」さん

「にこまる玄米」「赤米ベニロマン」/”健康な土が健康な野菜を作る”、ということで、土作りにこだわった「環境保全型農業」で栽培されているそうです。

日本人の米離れを何とかしたいという思いから、米粉の加工食品も販売。米粉の麺と言えば、ベトナム料理のフォーを思い浮かべますが、おすすめレシピには、焼きそば、ラーメンが。これはぜび、味わってみたいです。

★「MATAMAN(内田光子)」さん

「ひのひかり」/京都久御山/伝統を守りつつ、新しい時代の米作りを目指す。

★「原田保博」さん

「こしひかり」/亀岡市犬甘野産/蛍の舞う田んぼ

★「RE:ARTH(倉橋大希)」さん

「椎茸」「なめこ」「ヒラタケ(コーヒー豆かすを使用)」/南部アフリカ、ハンガリー、ジンバブエを巡った後に帰国し、南丹市で菌床生しいたけの生産に携わり、現在は伏見区で循環型栽培を目指してコーヒーをドリップした後の粕で、きのこ栽培を研究しているそうです。

コーヒーという植物(農産物)は、焙煎した豆(種)を使用するコーヒー飲料だけでなく、果実の部分を使用して、シロップやお菓子を作ったりと、使い道が広がっていますが、コーヒーを抽出した後の粕も、有効利用できるとなれば、今後さらに、環境面でも経済面でも、豊かさの循環が拡大しそうですね!

★「中村農園」さん

「べっぴん/甘恋トマト」

★「日本海牧場」さん/「黒にんにく」

★「Organic Vege Annex」さん(下鴨神社そばの八百屋さん)

★「八百淳商店」さん(東寺の八百屋さん)

【野菜コーナーで気になったもの①】

こちらは、野菜売り場で見つけた山椒で、「葉」と「実」が売ってる!と、初めて見る姿に感動して、しばらく眺めてました。(いいな、と思ったものを見つめるのが好きです・笑)

【野菜コーナーで気になったもの②】

わけあり(キズ・形の不揃い)の人参。めちゃくちゃ安い!!直売所ならではのお買い得品を発見。

わたしは東京で暮らしていた時に、全国各地の美味しい野菜を売りにしたビュッフェレストランで働いていたことがあるのですが、そのお店のオーナーが元・テレビの敏腕プロデューサーだったので、農家さんを芸能人・アイドルのようにポスターを貼って宣伝し、「あなたは誰の作った野菜が好きですか?」と、投票イベントを行ったり、食べ比べをしてもらったり、ブランド力の底上げを図っていました。丹精込めて作った美味しい野菜を、たくさんの人に知ってもらい、もっと愛されるべきだ!というオーナーの信念のもと、わたしも一スタッフとしてアイデアを出し、手描きイラストでポップを作って援護していました。

野菜類を購入する決め手が、「何となく/料理に必要だから/健康に良いから/安価だから」---から、「☆☆さんのお野菜が美味しいから/★★農園産のお野菜を食べると元気になるから」---に。そんな時代になったらいいな、と思います。

農産物も加工品も輸入品が多い中で、国産/地元産がこんなにもたくさん有って、手に取れる「じねんと市場」のラインナップに脱帽です。

巷で話題の「スーパーフード」も、それぞれ栄養や効果はあると思いますが、自分の生まれ育った場所/暮らす場所で収穫されたものに勝るスーパーフードは無いと感じます。なぜなら、そこに暮らす人は、その土地を歩き、その土地の水を飲み、その土地の空気を吸って、生きているから。「ソウルフード」とも呼ばれる地元産の食品は、きっと、最も体に馴染みます。

自分の為にも、家族の為にも、何を選ぶのか?を、無意識にではなく意識的に。
心・体・自分・家族・自然・暮らし、すべてを大切にすることに繋がる、そんな選択やお買い物をしたいなと思います☆

名称:じねんと市場
住所:京都市伏見区竹田青池町125(伏見力の湯隣接)
アクセス:近鉄・地下鉄竹田駅西2番出口から西へ歩いて5分
営業時間:【平日】9:00~20:00 【土日祝】9:00~18:00
定休日: 年末年始、不定休
公式サイト:「じねんと市場」

旅する作家(京都市)

1985年大阪生まれ。作家/振付師/占い師として活動中。面白そう・楽しそう・美味しそうと感じた場所に足を運び記事を書いています。行きたい場所、やりたいこと、明日の楽しみが見つかりますように☆

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