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M1 Pro 新型MacBook Proを買って驚愕 全身プロ仕様に再デザインされていた

塚本直樹IT・宇宙・フード・紛争地域ジャーナリスト

とうとうApple(アップル)からの販売が開始された、新型MacBook Pro(2021)。独自プロセッサ「M1 Pro/Max」やミニLEDディスプレイ、MagSafe充電コネクタなど話題の多い本製品ですが、購入してまず驚いたのは「細かな点までプロ仕様に再デザインされている」点でした。

今回私はM1 Proプロセッサを搭載したMacBook Pro (16-inch 2021)を購入したので、その開封レビューとデザインの進化をお届けしましょう!

流行りのシンプルなパッケージ

これまでのMacBookシリーズと同じく、新型MacBook Proも真っ白な箱に入っています。16インチモデルだと箱も大きく、かなり存在感を感じます。

箱を開けると、早速MacBook Proのお出ましです! 今回は本体がより締まってみえる、スペースグレー色をチョイスしました。

16インチのMacBook Proでは、電源アダプタが140Wにパワーアップ。それにともない、電源アダプタのサイズも大型化しています。実際に手にとってみると確かに縦長にはなっていますが、あまりサイズ感の違いは感じませんでした。(11月15日追記:こちらはヨーロッパで販売されている240V対応の電源アダプタとなり、日本での販売モデルとは異なります)

今回のMacBook Proの目玉となる、「MagSafe 3」コネクタです! このマグネット式の充電コネクタに、懐かしさを覚えるMacファンの方は多いハズ。さらに、ケーブルもメッシュ製の高級感のあるものが採用されています。

本体の同梱物は、説明書とアップルロゴのシールだけ。じつにシンプルです。

フラットかつエッジの丸い本体

新型MacBook Proを手にとって気づくのが、本体の上下が完全にフラットになっていること。さらに、本体が分厚い! 洗練さは失われましたが、昔の無骨な「PowerBook」を連想させるデザインです。

本体エッジがより丸くなめらかに形成されているのにも、注目。オシャレさは下がっている気がしますが、持ちやすさは断然向上しています。

本体背面には、MacBook Proのロゴ。いやいや、かっこいいじゃありませんか。

背面四隅のゴム足も、かなり大きくしっかりしたものに変更されています。スタジオなどでガンガン使い込んでも、余裕で耐えられそうな印象です。

SDカードもHDMIも使える!

本体左側には、MagSafe 3ポート、2個のThunderbolt 4ポート、イヤホンジャックを配置。充電しながらでも2個のThunderbolt 4ポートが使える点はナイス。

そして右側側面にはSDXCカードスロット、Thunderbolt 4ポート、HDMIポートを搭載。USB-Cの変換アダプタがなくてもデジカメのSDカードを読み込んだり、テレビに映像を出力したりできるんです。ただ、個人的にはThunderbolt 4ポートがもう1個欲しかったかな。

ヌルヌルな120HzのミニLEDディスプレイ\

16.2インチのLiquid Retina XDRディスプレイは、1,000ニトの持続輝度、1,600ニトのピーク輝度を実現。確かに明るくなっています。さらに最大120Hzのリフレッシュレートを実現するProMotionテクノロジーにより、画面スクロールがよりヌルヌルになりました!

画面上部には、iPhoneシリーズでおなじみノッチを搭載。ここにはFaceTimeカメラが内蔵されています。実際に使っていると、ノッチはMacのメニューバーに隠れるのでその存在は気になりませんでした。

さよなら、使いにくかった「Touch Bar」。おかえりなさい、物理ファンクションキー。素早いタイピングが求められるプロにとって、物理的なファンクションキーの搭載は必須です。また指紋認証センサーには丸いくぼみが設けられ、より押しやすくなりました。

プロのために生まれ変わった新型MacBook Pro

SDXCカードスロットやHDMIポート、物理ファンクションキーにより長時間駆動が可能なバッテリー…などなど、新型MacBook Proは現場で活躍するプロからのフィードバックを忠実に汲み取ったモデルといえるでしょう。仕事でMacを使う方なら、新型MacBook Proは間違いなくおすすめできます。

次回のレビューでは、私が購入した16インチモデルがいかにプロの作業に役立つのかをお伝えしたいと思います!

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塚本直樹:テクノロジー・サイエンスジャーナリスト

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IT・宇宙・フード・紛争地域ジャーナリスト

以前はドイツ、ウクライナ、現在はミャンマーにて取材中/Yahoo!ニュース エキスパートにて執筆中/フード系YouTubeチャンネル「Foodie Samurai 腹ぺこ侍」運営中

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